空と風と、月と、星。

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オランザピンの効果

2015-02-18 16:09:07 | メンタルヘルス
2月19日です。
アップしたのは18日ですが、これでは伝わらないし分かりにくいという部分があったので、
修正してアップし直しです。

ここにリンクした、前身のブログ「空と風と、月と、星。」の、私のプロフィールに「2012年秋、うつ病を発症しました。」と書いてあるのですが、うつ状態は今は、ほぼ脱しています。
「ほぼ」と書いたのは、たまに憂鬱な気分がひどくなる時があるから、です。
いいえ…、「あった」、と書いた方が正確です。

はじめに、
「オランザピン」(成分名)とは、抗精神病薬の一つです。
商品名は、「ジプレキサ」といいます。

ツイッターでつぶやいたものの、ここには書けませんが、
1月上旬、私はもう少しで、家族と自分の命を落とす・・というところまで精神状態がギリギリになっていました(事故です)。(分かりにくくてすみません)

ダラダラと市販薬を飲んでしまうということが1年くらい続き、
それが原因でついにその出来事(事故)を起こしました。
大けがをしたり死亡しなかったのは、たまたま運が良かったとしか言いようがないのですが、
今月5日の精神科受診の際、医師にすべて話すしかないと思い、「気分をリラックスさせるために、処方された薬以外に市販薬を飲んでいる」ということを告白しました。
その市販薬とは、車の酔い止めの「トラベルミン」です。

少し、話は戻りますが。

私は乗り物酔いしやすいため、夫の運転で車で遠くに行く時や、電車に乗って遠出する時(電車でも酔います)トラベルミンを飲むのですが、とても良く効きます。
よく効くのですが、眠気もかなり出ます。

私のプロフィールには、---「社会不安障害(SAD)」で2006年から医師に診察を受け---ともありますが、不安障害もなかなか治らず・・というよりも、ここ約1年は、ひどくなっているような気がしました。睡眠剤を飲んでも悪夢が多く眠れず、眠りは浅く、抗不安薬を飲んでも効いていない感じ・・・
それで、もともとは出かける時にしか飲まなかったトラベルミンはどうかと思い、飲んでみたら、とてもよく効く。ぼーっとした感じになるし、落ち着く。ただ、眠気がひどい。

ここまで書いたらこれも書いてしまいますが、私は昨年約1年間、過度の飲酒もしていました(もちろん、飲酒の後には車の運転はしません。それは絶対にしません)。
医師に話し、もちろん夫にも話し、夫は深刻な顔をしながらも、理解してくれました。
(夫には、何と言って感謝したらいいのか分からないくらい。私は憂鬱な気分がひどい時には泣いていたりしましたが、その時には私の顔を覗き込んでいました・・心配をかけていると思いましたが・・・心配をかけ過ぎました。申し訳ない気持ちもあります)

アルコール依存になりかけたのを克服しても、処方薬をためて飲んだり足りなくて個人輸入で購入して飲んだり、トラベルミンをつい飲んでしまったり、
「私の心の弱さ・・・どうしようもない・・」
と思ったりしていたのですが、・・・。

話を元に戻します。

今月5日の精神科の診察日、
■(処方薬に加えて)トラベルミンを飲んでいると、精神的に気分が落ち着くこと。
■家事をするだけなのに、どこから手をつけていいのか分からなくなり、
手がつけられないことに異常なプレッシャーを感じること。
■家に居るだけなのに、家に居ることが重大事な気がして落ち着かなくて、
頭の中の頭の部分が動いている感じがする。
(ほぼ、このまま)
ということを、医師に話しました。

すると、医師は薬の本を出し、
「トラベルミンは、パキシルとも(私はパキシル10mg/一日服用している)抗不安薬(デパス)とも違う、『メジャートランキライザー』という系統の薬です。『抗精神病薬』っていってね・・また違ったお薬です」と、説明してくれました。「『ジプレキサ』というお薬出しますので、それを飲んでみてください」と、医師。

この薬は調べると分かりますが、統合失調症に効果があるとされています。私は、「幻覚・幻聴・妄想」という症状はないので、自分では統合失調症とは思えないです(医師は診断してカルテに病名を書いていると思いますが、私に対して「こういう病名です」という告知をしていません)。

思い当たるのは、躁鬱(そううつ)、の方です。

そこで、自分自身がいつからその状態なのかを知ろうと思いました。
手帳を見たりブログを見たり。
それらを総合してみると、1昨年(2013年)の11月~年末くらいから今年2月5日の医師の診察まで約1年2,3ヶ月の間、心身ともにかなりの波があることが分かりました。
一番顕著なのは、体重です。
1970年生まれですが、20代の頃から、体重は(かなり忙しかった時を除き)、ずっと一定でした。それが、母を亡くした約2年後にうつ状態になった時に激減し(6~7kgでも私にとっては激減です)、だんだん戻り、それから一定になった後、増減を繰り返すようになりました。
その体重の増減が、気分の波のタイミングと合っているのです。
気分が落ち込むとお粥や食パンやうどんやりんごのようなものしか受け付けなくなるため、食べるというよりも、体を維持しようと本能的に何とかしなければという状況になります。
それで、そこからなぜまた気分が上がるのか(私にとっての気分上昇)、それは自分自身でも分からないのですが・・。

また、医師は私に、
「ジプレキサ(オランザピン)は、脳が過活動の状態の時によく効くお薬です」とも話しました。
気分が低下してしまい、気分を上げなければいけないと思っていた私は、「過活動」と言われて意外でしたが、そう言われると説明がつく症状がありました。

処方されたジプレキサは、2.5mg錠を半分に割った、一日あたり1.25mg錠です。

服用してみた感想ですが、
一日目。
夕食後、午後9時くらいに服用したのですが、
その後数時間は効いたのか効いていないのか分からないほど。やや不安に。
お風呂に入って布団に入り、眠れるかな・・効くだろうかと心配してしまいましたが、
とてもよく眠れて、1.25錠とはいえ、とても効き目があったのか、
次の日は朝、何年に一度かの平日の寝坊をしてしまいました。

その後です。
今日を入れれば服用は13日目ですが、気分安定にはかなり効いている感じがしています。
以前は繰り返していた---急に憂鬱気分になり、胃腸が具合が悪くなり、食べられない---ということもないです。睡眠剤は「リスミー2mg錠」を服用していますが、ジプレキサ服用開始後は、ほぼ毎日、半分に割って1mgで眠れるほどになりました。
要するに、私にとってはジプレキサは劇的に効いたといえます。

※ジプレキサは、糖尿病には禁忌とされています。
健康な人でも、定期的に血糖値の検査を受けましょう、といわれています。
私は、以前は太りにくかったのですが、すでに体重が増えてきてしまいました。気をつけなければと思います。

長くなりましたが、
私の場合、今考えてみるともう少し早く、ジプレキサが必要かもしれないと気づけば、自分の病気が原因で家族や自分を命の危険にさらすような事態になるのは避けられたのではないか、とも思います。
しかし何にしても、自分で自分に何が起きているか分からない状況だったので、今考えてみれば、ですが・・。

ネットでジプレキサの情報を調べたところ、闘病の状況は人によってそれぞれでした。
私の経験が少しでも役に立てばと思い、ブログに書きました。


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