NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

世界選手権総括

2010年09月16日 | 世界選手権
遅くなってしまいましたが世界選手権の総括です。
内容は主にアメリカ代表ですので予めご了承を。


順位

1位 アメリカ
2位 トルコ
3位 リトアニア
4位 セルビア
5位 アルゼンチン
6位 スペイン
7位 ロシア
8位 スロベニア
9位 ブラジル
10位 オーストラリア
11位 ギリシャ
12位 ニュージーランド
13位 フランス
14位 クロアチア
15位 アンゴラ
16位 中国
17位 ドイツ
18位 プエルトリコ
19位 イラン
20位 レバノン
21位 コトジボワール
22位 カナダ
23位 ヨルダン
24位 チュニジア




大会MVP

ケビン・デュラント(アメリカ)


今大会全試合に先発出場し、チームトップの平均22.8点を記録、見事にアメリカ代表を1994年以来の優勝に導きました。
エキシビジョンマッチでのシュートスランプはかなり酷く、批評されまくってましたが大会が開幕すると調子が尻上がりになってきて、準決勝のリトアニア戦では38点をとるまでになりました。
記録面でいうと38点は前大会にカーメロが記録した35点を上回る代表の新記録であり、総得点205点は大会1位の記録だそうです。
チーム内での3P試投数、成功数がともにチームトップで得意のフリースローも31/34と高確率できめ、国際大会でも活躍できることを証明しました。





ベスト5


ケビン・デュラント(アメリカ)

ヒディエット・ターコルー(トルコ)

リーナス・クレイザ(リトアニア)

ミロス・テオドシッチ(セルビア)

ルイス・スコラ(アルゼンチン)


上位5チームのエースの選出ですね。デュラントは上記の通りです。

トルコは開催国で全試合ホームゲームだったということもありますが、やはりターコルーの活躍なしではここまで行けなかったでしょう。実際はイリャソワとターコルーと言った方がいいのでしょうが、チームのエースであり国のヒーローの彼も文句なしでしょう。本人も最後の世界選手権で銀メダルを獲得できたことに満足しているようですし、最高の形で引退できたと思います。

クレイザはリトアニアに初のメダルをもたらしたという意味でも、平均19点をあげた個人成績という意味でも当然の選出でしょう。これからのリトアニアは彼中心の強豪となっていくでしょう。

テオドシッチといえばベスト4をかけた前回王者のスペイン戦でしょうかね。残り3.1秒にきめた決勝3Pは今大会のハイライトの1つです。また、準決勝のトルコ戦は彼の活躍なしではあの接戦はなかったでしょう。さすが昨年のユーロリーグのMVPです。

スコラは少し疑問が残りますね。おそらく選出された理由はチームが5位ということと個人成績の高さでしょう。しかし、個人成績は主にグループリーグでの活躍がほとんどで、トーナメントでは今一つでした。このくらいの活躍なら他のチームにも何人かいます。とはいっても彼がエースであることは紛れもない事実ですし、チームを5位に導いたのも彼の活躍があったからだと思います。ただ期待されただけの活躍ができなかったということでしょう。個人的にはデルフィーノの方が良かったんじゃないかとも思うくらいです・・・




ではここからはアメリカ代表のメンバーについてです。

ビラップス
若手中心のメンバーで優勝できたのは彼の存在なしではありえなかったでしょう。先発出場していて9試合で9ターンオーバーはさすがです。

デュラント
上記で書いた通りです。これからはアメリカ代表のエースとして活躍していってくれるでしょう。とりあえずファンとしてケガをしなくて本当によかったです。

ローズ
終始ウェストブルックと被っていたと思うのは僕だけでしょうか?デュラントとともにこれから先のアメリカ代表を支えていく存在だと思うので、まず国際大会に慣れて欲しいですね。今大会では完全にウェストブルックとゴードンに負けていましたね。

ウェストブルック
国際試合だろうとなんだろうと関係なくいつも通りのプレーをしていました。突っ込んで行ってファールをもらうかターンオーバーするかのどちらかでしたね(笑)実際にベンチスタートながらフリースロー獲得数はチーム3位、ターンオーバーは2位ですからね・・・キレが前にも増してありましたね。

ゲイ
彼の得点はダンクしか覚えていません(笑)イグドラと交代でダンクをしていましたね~あとはチーム最多のブロックを記録しました。

イグドラ
ゲイ同様ダンクしかしてませんでしたね。フリースローが9/19というのはいただけませんが、スティールがチーム最多でした。

グレンジャー
ほぼガベージタイムでの出場となってしまいました。僕はイグドラに替えて先発出場させてもいいと思ったんですけどね~彼にとって貴重な経験ができた夏になったと思います。ぜひその経験を今後に活かして欲しいです。

カリー
彼もあまり出場時間がもらえませんでしたが、なぜか決勝では第1クォーターに出場していました。しかし、その少ない時間でシュートをきめていたのが印象に残っています。彼にも今後の活躍に期待しましょう。

ゴードン
ベンチから出てきて起爆剤の役目を果たしていました。3Pでは成功数と成功率でチーム2位となり、明らかにローズよりいい活躍をしていましたね~ダンクを外したりまだ粗削りな面もありましたが、チームに欠かせない存在でした。

ラブ
ビッグマン不足で彼は招集されました。本人も相当気合いが入っていたでしょう。しかし、結果を見ればプレイタイムはあまりもらえず、不本意な成績に終わってしまいました。それでも出場した時には全力でプレーしていました。何気に3Pを4/9と高確率できめています。

オドム
ビラップスとともに若いチームを引っ張りました。ビッグマン不足の中、攻守にわたり彼より身長が何センチも高い選手相手に互角に戦っていました。リバウンドはもちろんチーム最多を獲得しました。ちなみに同じ年にNBAのチャンピオンと世界選手権チャンピオンになった選手は彼が初だそうです。

チャンドラー
最初の方はプレイタイムがもらえていたんですが、だんだんと減っていってしましました。決勝ではなんと2分しか出場しませんでした。唯一の7フッターとして大いに期待されていましたが、ビッグマンなしでも勝てることが分かってくるにつれてプレイタイムが減っていきました。まあ、ケガがちな選手なんでここでケガをして本業の方に支障がでるよりよかったんじゃないでしょうか?









最後に全体についてです。

今大会はアメリカだけでなく、ほとんどのチームにBチームというのが言えたのではないでしょうか?
結果論ではありますが、その顕著な例がスペイン、アルゼンチン、ギリシャだと思います。全チーム確実にベスト4には進出してくるだろうと予想されていましたが、結果は上記の通りです。それは前回までチームを引っ張っていたエースがいなかったからです。スペインはガソル兄、アルゼンチンはジノビリ、ノッシオーニ、ギリシャはパパルーカスとエース格を欠いています。
その点アメリカはやはり層が厚いのでしょう、メンバーが総入れ替わりしてもそれほどの弱体化はしませんでした。
そして、エース格が抜けたにも関わらず成績を残した中国やブラジルもいます。
ということは今まさに世界規模でベテランと若手の入れ替わりが起きているのでしょう。早めにチームの新しい方針を見つけたところが強くなるのだと思います。そういった点では、ターコルーが抜けるトルコは次回が勝負の時となるでしょう。今回のスペインなどのようになるのか、中国のようになるのか・・・

アメリカはこれでオリンピックの出場がきまりましたが、次回はどんな布陣でくるのか・・・?



では次回を楽しみに待ちたいと思います♪



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