予選も終わり、いよいよトーナメントが始まりです!!
○セルビア73-72クロアチア●
旧ユーゴスラビアどうしの対決となったこのカードは、セルビアが5-0とスタートに成功しましたが、その後クロアチアが徐々にペースを掴んで第1クォーターは19-27とクロアチアリードで終了しました。
第2クォーターはセルビアがタイトなディフェンスでクロアチアをFG23.5%(4/17)の9点と抑え込み、34-36の2点差にまで追いつきました。
後半は開始早々ラシッチが3Pをきめてセルビアが逆転に成功。その後は入れられては入れ返すシーソーゲームになり、この第3クォーターだけでリードチェンジが11回起きました。結局、セルビアが54-50でリードし、最終クォーターへ。
第4クォーター最初の得点はクロアチアのトーマスで54-52と得点差を縮めますが、ここからセルビアが猛攻を見せ残り4分24秒に64-57と7点リードします。しかし、クロアチアもここからフリースローを8/10(内ポポビッチが6/8)できめ、残り11秒で70-70の同点にします。
残り9秒ラシッチがシュートをきめるも、残り5秒にまたもポポビッチがフリースローを獲得し2本ともきめ72-72の同点に。
この緊迫した中で残り1秒、クロアチアのカスがラシッチに痛恨のファール。フリースローを獲得したラシッチは1本目を確実にきめ、2本目をわざと外して試合終了。
セルビアがベスト8に進出しました。
個人成績
セルビア
・クリスティッチ 16得点
・ラシッチ 15得点
・ペロビッチ 10得点
クロアチア
・ポポビッチ 21得点 5リバウンド 5アシスト
・ウキッチ 11得点 4リバウンド 4アシスト
・バニッチ 10得点 7リバウンド
要所要所で活躍し、最後の大事なフリースローを沈めたラシッチ
ポポビッチのオールラウンドな活躍も実を結ばず
○スペイン80-72ギリシャ●
本来こんな早くあたるはずのない2チームですが、予選リーグはお互い不調だったり主力選手の不在だったりで1回戦から対戦することになりました。
第1クォーターはスペインFG9/11、ギリシャFG8/11とお互い異常なまでにシュートがきまり、22-19とハイスコアとなりスペインリードで終了。
第2クォーターは最初のシュートをギリシャのブールーシスがきめるも、そこからギリシャはシュートが入らなくなりターンオーバーを連発。次の得点が残り5分40秒という有様になってしまいました。結局ギリシャはこのクォーター12点に抑えられてしまいますが、スペインもシュートがいまいちで15点しかとれず37-31と思ったほど差は開きませんでした。
第3クォーターは逆にスペインのシュートが入らなくなり、このクォーター最初にシュートをきめたのは6分53秒でした。その間にギリシャに逆転を許し、2分49秒にはギリシャのジシスのシュートで45-51と6点リードされてしまいます。しかし、ギリシャにとってはこのシュートがこのクォーター最後の得点になってしまいます。スペインはフェルナンデスの3Pなどがきまり、結局52-51とスペインが再逆転してこのクォーターが終了しました。
第4クォーターは残り6分6秒まで58-57スペインが1点リードと拮抗した試合展開でしたが、ギリシャがここからシュートをきめられず、2分12秒スペインのレジェスがシュートをきめたところで67-57とスペインがこの試合最大のリードを奪います。ギリシャはその後スパノウリス、スコーツァニテスが得点するも時すでに遅し、スペインに確実にフリースローをきめられ試合終了となりました。
ギリシャはFG%こそスペインを上回ったもののFT%が43.8%では勝てる試合も落としてしまいますよね。前回王者スペインはとりあえず第1関門突破といったところでしょうか。
個人成績
スペイン
・ナバーロ 22得点
・フェルナンデス 14得点
・レジェス 10リバウンド
ギリシャ
・ジシス 16得点
・ディアマンティディス 16得点
・スコーツァニテス 13得点
・フォッティス 12得点 7リバウンド
・スパノウリス 12得点
この日活躍のナバーロ
ジシツ頑張ったんですけどね~
○スロベニア87-58オーストラリア●
この試合は前半で勝負がついてしまいましたね。なので詳細は前半だけにしておきます(手抜きじゃないですよ・・・)
第1クォーターでスロベニアが12-0のスタートダッシュに成功します、というよりはオーストラリアがひどすぎたんですね。残り3分24秒の初得点までにターンオーバー3回、シュート0/10ですからね。このクォーターは16-8でスロベニアが当然のリードです。
第2クォーターもオーストラリアはシュートが全然きまらず、なんとかフリースローで得点していくも最初のフィールドゴールがきまった残り4分42秒には32-16と16点差にまでなっていました。結局42-21のダブルスコアでスロベニアがリードしてこのクォーターが終了しました。
スロベニアはこの後もリードを広げ、最終的に29点差で快勝しました。
この点差はスロベニアFG52%、オーストラリアFG41%の差がそのまま反映されたんでしょう。
個人成績
スロベニア
・ラコビッチ 19得点 3P 5/11
・ブレゼッチ 12得点
・ドラギッチ 10得点 8アシスト
オーストラリア
・ミルズ 13得点
・イングルス 13得点
・ニールセン 12得点 8リバウンド
3Pが大当たりラコビッチ
野獣ニールセン
○トルコ95-77フランス●
開催国であり、唯一の全試合ホームゲームで予選全勝と波に乗るトルコと、トーナメントに滑り込みで入ったフランスの対決です。
最初から拮抗した試合展開となり、トルコは相変わらずNBA組のターコルーとイリャソワが中心に点をとり、フランスはデ・コロが点とります。しかし、残り3分57秒で10-10の同点となったところから、トルコが相手のターンオーバーもあり点を離しにかかり、結局このクォーターは19-14とトルコが5点リードして終了します。
第2クォーター、フランスはトルコの勢いを止めるべくまず最初のシュートをディアウがきめて反撃に出ようとしますが、トルコの勢いは止まらずだんだんと点差がひらいていってしまいます。このクォーターが終了した時点でフランスは43-28と19点差をつけられてしまいました。
第3クォーター、勢いが止まらないトルコはターコルーの2連続3Pでフランスをさらに離そうとします。フランスも負けじとバトゥームが2連続3Pでお返ししますが、ディフェンスの要であったマイミがファールアウトしてしまいトルコのオフェンス完全に止められなくなってしまいました。トルコはアシックのブザービターもきまり、このクォーター28点と大爆発。点差も71-45とフランスを26点もリードし、第4クォーターを残しほぼ勝利が確定しました。
フランスは最終クォーターに32点を奪いますが、点差をうめることはできず18点差をつけてトルコが勝利しました。
トルコの驚異のFG63.6%を記録。フランスも50%と悪くないんですが、トルコが良すぎましたね。
個人成績
トルコ
・ターコルー 20得点
・グラー 17得点
・アシック 10得点 5リバウンド
フランス
・ディアウ 21得点 5リバウンド
・デ・コロ 15得点
・バトゥーム 11得点
トルコの英雄ターコルー
ディアウ「あんなに頑張ったのに勝てなかった・・・」
○アメリカ121-66アンゴラ●
悲願の優勝を狙うアメリカとアフリカ勢唯一の生き残りアンゴラの対決です。
これは点差的に詳細を書くまでもないと思うので、アメリカの戦略的なことについて書きたいと思います。
第1クォーターはデュラントがこのクォーターだけで12得点し、アメリカが33-13で大差をつけます。
第2クォーター、今度はビラップスがこのクォーターだけで8得点し、アメリカが65-38さらに点差をつけます。
第3クォーター残り1分46秒オドムとラブ、ローズとカリーが交代し、スタートの選手が全てベンチに。
第4クォーターはダンクやアリウープが飛び出し、完全にアメリカのショータイムでした。
僕が思うにアメリカにとっては勝って当然の試合で重要なのは内容だったのではと思います。デュラントを筆頭に出る選手が自分でうちたがり、シュートの半分が単発になっていました。この試合は相手がアンゴラということもあってラブやオドムがオフェンスリバウンドをとれていましたが、これがスペインやアルゼンチンとあたった時ならば簡単にはいかないでしょう。
やはりチームとしてファーストオプションをきめ、そこを最大限に活かす戦略を考えなくてはいけないと思います。リバウンドに関しては、身長が低いのはもうしょうがないことなのでガードの飛び込みリバウンドやもっと速攻を多用しないと、身長の高いチームには勝てないと思います。
個人成績
アメリカ
・ビラップス 19得点
・デュラント 17得点 5リバウンド
・ゴードン 17得点 3P 5/6
・ゲイ 17得点
・オドム 9得点 8リバウンド
アンゴラ
・ゴメス 21得点
・アンブロジオ 12得点 7リバウンド
・フォーテス 11得点
ダンクの応酬アメリカ
ゴメスは相変わらずの得点能力でした
○ロシア78-56ニュージーランド●
予選でギリシャを破り2位でトーナメントにあがってきたロシアと、得点マシーンのペニー率いるニュージーランドの対決です。
第1クォーター、スタートダッシュに成功したのはニュージーランドで、残り6分19秒にペニーがシュートをきめたところで2-9でした。ここからロシアが徐々に追いついてきて、このクォーター13-15でニュージーランドわずかにリードしまいたが、力はほぼ互角でした。
第2クォーター開始早々にニュージーランドのジョーンズが3Pをきめますがロシアもフリッゾンが3Pでお返しします。しかし、そんな中ニュージーランドは残り7分54秒にペニーが3Pをきめた直後から突如としてシュートが入らなくなります。また得点源のペニーも3つ目のファールをとられて、ベンチにさがってしまいます。その間にロシアはモンヤの得点などで逆転に成功します。残り3分19秒にようやくシュートがきまったニュージーランドはフリースローでなんとか点差を詰めて、このクォーターを31-27で終わりにします。
第3クォーターも残り6分7秒にアバクロンビーのフリースロー直後からまたニュージーランドのシュートが入らなくなります。そして、なんと次の得点が残り59秒だったんですね。点差も3点だったのが13点にひらいていました。結局このクォーターはロシアが51-40の11点差リードで終了しました。
第4クォーター、ニュージーランドのペニーがこのクォーターだけで11点をあげる活躍を見せますが、逆転するには至らず78-56でロシアが勝利しました。
ロシアのFG60%に対し、ニュージーランドはFG41.7%でした。これが敗因ですね。
個人成績
ロシア
・ヴォロンツェビッチ 18得点 3P 3/3 11リバウンド
・モズコフ 16得点 7リバウンド
・フリッゾン 12得点
ニュージーランド
・ペニー 21得点
・アバクロンビー 13得点
リバウンドを11本とりながら3Pも高確率できめたヴォロンツェビッチ
スコアリングの鬼ペニーもここで敗退
○リトアニア78-67中国●
予選を全勝で勝ちあがったリトアニアとわずかに1勝だけながらも勝ちあがってきた中国の対戦です。
第1クォーター、誰もがリトアニア有利だろうと思うかもしれませんが、スタートダッシュに成功したのは中国でした。なんと残り4分48秒のところで中国が5-16と大幅にリードします。逆にリトアニアはこの間にFG2/9、ターンオーバー3回とひどい内容でした。その後はクレイザの活躍もありこのクォーターを17-22と点差を詰めて終了しました。
第2クォーター、最初リトアニアは点差を詰めることができずにいましたが、残り4分49秒にヤフトカスがシュートをきめ32-31とついに逆転に成功。中国も離されまいとなんとか踏ん張り43-40とリトアニアリードで試合を折り返します。
第3クォーター、残り7分2秒に48-48の同点になります。しかし、中国の粘りはここまででした。リトアニアはそこから14-1のランで中国をいっきに引き離し、このクォーターが終わった時には64-51とリトアニアが大量リードを奪っていました。
第4クォーター、逆転を図る中国ですが結局点差を詰めるにも至らず、最終的には周囲の予想通りリトアニアがベスト8にコマを進めました。
FGがリトアニアは46.2%に対し中国が38.1%と低くこれが敗因ではないかと思われます。
個人成績
リトアニア
・クレイザ 30得点 9リバウンド
・ゲゼビシャス 14得点 3P 3/3
・カルニエティス 11得点
中国
・ウェイ 21得点
・ジャンリャン 11得点 12リバウンド
・ジジ 11得点 7リバウンド
無敗チームの柱クレイザ
ベテランとしての役割を完璧にこなしたウェイ
○アルゼンチン93-89ブラジル●
南米どうしの対決となったこのカード
第1クォーター、両チームとも落ち着いた立ち上がりで徐々に点をとっていくという形になりました。内容はというと、このクォーターだけでリードチェンジが7回も起きる接戦に。また、アルゼンチンはスコラが9点ブラジルはウェルタスが10点をこのクォーターだけであげました。結局、25-25の同点で終了。
第2クォーターに入っても一進一退の攻防は続き、このクォーターが終了した時点で46-48とブラジルがわずかにリード。
第3クォーター、残り6分59秒にブラジルのスプリッターがシュートをきめたところで48-55とこの試合最大の点差が開きます。しかし、アルゼンチンはまたもスコラがこのクォーターだけで10点をあげる活躍を見せ、このクォーターも66-66の同点で終了。
第4クォーター、接戦は続き残り7秒、89-86のブラジル3点ビハインドの場面でブラジルはファールゲームをしかけます。ファールを受けたデルフィーノはフリースローを確実に2本ともきめ得点が91-86に。ブラジルはすぐにウェルタスが3Pをきめ残り1秒に相手のスコラにファール。この時の得点は91-89です。ブラジルからしたらスコラが1本でも外してくれればまだ勝つチャンスがありましたが、スコラはこれを確実に2本ともきめ、大激戦のすえにアルゼンチンが勝利しました。
個人成績
アルゼンチン
・スコラ 37得点 9リバウンド
・デルフィーノ 20得点
・ジェイセン 15得点
・プリジオーニ 8アシスト
ブラジル
・ウェルタス 32得点
・バルボーサ 20得点 3P 5/9
・スプリッター 10得点
・マシャド 10得点
フル出場のスコラとデルフィーノ
こちらもフル出場ウェルタス
ということでベスト8の全8チームが出そろいました。
対戦は以下の通りです。
セルビアvsスペイン
トルコvsスロべニア
アメリカvsロシア
リトアニアvsアルゼンチン
○セルビア73-72クロアチア●
旧ユーゴスラビアどうしの対決となったこのカードは、セルビアが5-0とスタートに成功しましたが、その後クロアチアが徐々にペースを掴んで第1クォーターは19-27とクロアチアリードで終了しました。
第2クォーターはセルビアがタイトなディフェンスでクロアチアをFG23.5%(4/17)の9点と抑え込み、34-36の2点差にまで追いつきました。
後半は開始早々ラシッチが3Pをきめてセルビアが逆転に成功。その後は入れられては入れ返すシーソーゲームになり、この第3クォーターだけでリードチェンジが11回起きました。結局、セルビアが54-50でリードし、最終クォーターへ。
第4クォーター最初の得点はクロアチアのトーマスで54-52と得点差を縮めますが、ここからセルビアが猛攻を見せ残り4分24秒に64-57と7点リードします。しかし、クロアチアもここからフリースローを8/10(内ポポビッチが6/8)できめ、残り11秒で70-70の同点にします。
残り9秒ラシッチがシュートをきめるも、残り5秒にまたもポポビッチがフリースローを獲得し2本ともきめ72-72の同点に。
この緊迫した中で残り1秒、クロアチアのカスがラシッチに痛恨のファール。フリースローを獲得したラシッチは1本目を確実にきめ、2本目をわざと外して試合終了。
セルビアがベスト8に進出しました。
個人成績
セルビア
・クリスティッチ 16得点
・ラシッチ 15得点
・ペロビッチ 10得点
クロアチア
・ポポビッチ 21得点 5リバウンド 5アシスト
・ウキッチ 11得点 4リバウンド 4アシスト
・バニッチ 10得点 7リバウンド
要所要所で活躍し、最後の大事なフリースローを沈めたラシッチ
ポポビッチのオールラウンドな活躍も実を結ばず
○スペイン80-72ギリシャ●
本来こんな早くあたるはずのない2チームですが、予選リーグはお互い不調だったり主力選手の不在だったりで1回戦から対戦することになりました。
第1クォーターはスペインFG9/11、ギリシャFG8/11とお互い異常なまでにシュートがきまり、22-19とハイスコアとなりスペインリードで終了。
第2クォーターは最初のシュートをギリシャのブールーシスがきめるも、そこからギリシャはシュートが入らなくなりターンオーバーを連発。次の得点が残り5分40秒という有様になってしまいました。結局ギリシャはこのクォーター12点に抑えられてしまいますが、スペインもシュートがいまいちで15点しかとれず37-31と思ったほど差は開きませんでした。
第3クォーターは逆にスペインのシュートが入らなくなり、このクォーター最初にシュートをきめたのは6分53秒でした。その間にギリシャに逆転を許し、2分49秒にはギリシャのジシスのシュートで45-51と6点リードされてしまいます。しかし、ギリシャにとってはこのシュートがこのクォーター最後の得点になってしまいます。スペインはフェルナンデスの3Pなどがきまり、結局52-51とスペインが再逆転してこのクォーターが終了しました。
第4クォーターは残り6分6秒まで58-57スペインが1点リードと拮抗した試合展開でしたが、ギリシャがここからシュートをきめられず、2分12秒スペインのレジェスがシュートをきめたところで67-57とスペインがこの試合最大のリードを奪います。ギリシャはその後スパノウリス、スコーツァニテスが得点するも時すでに遅し、スペインに確実にフリースローをきめられ試合終了となりました。
ギリシャはFG%こそスペインを上回ったもののFT%が43.8%では勝てる試合も落としてしまいますよね。前回王者スペインはとりあえず第1関門突破といったところでしょうか。
個人成績
スペイン
・ナバーロ 22得点
・フェルナンデス 14得点
・レジェス 10リバウンド
ギリシャ
・ジシス 16得点
・ディアマンティディス 16得点
・スコーツァニテス 13得点
・フォッティス 12得点 7リバウンド
・スパノウリス 12得点
この日活躍のナバーロ
ジシツ頑張ったんですけどね~
○スロベニア87-58オーストラリア●
この試合は前半で勝負がついてしまいましたね。なので詳細は前半だけにしておきます(手抜きじゃないですよ・・・)
第1クォーターでスロベニアが12-0のスタートダッシュに成功します、というよりはオーストラリアがひどすぎたんですね。残り3分24秒の初得点までにターンオーバー3回、シュート0/10ですからね。このクォーターは16-8でスロベニアが当然のリードです。
第2クォーターもオーストラリアはシュートが全然きまらず、なんとかフリースローで得点していくも最初のフィールドゴールがきまった残り4分42秒には32-16と16点差にまでなっていました。結局42-21のダブルスコアでスロベニアがリードしてこのクォーターが終了しました。
スロベニアはこの後もリードを広げ、最終的に29点差で快勝しました。
この点差はスロベニアFG52%、オーストラリアFG41%の差がそのまま反映されたんでしょう。
個人成績
スロベニア
・ラコビッチ 19得点 3P 5/11
・ブレゼッチ 12得点
・ドラギッチ 10得点 8アシスト
オーストラリア
・ミルズ 13得点
・イングルス 13得点
・ニールセン 12得点 8リバウンド
3Pが大当たりラコビッチ
野獣ニールセン
○トルコ95-77フランス●
開催国であり、唯一の全試合ホームゲームで予選全勝と波に乗るトルコと、トーナメントに滑り込みで入ったフランスの対決です。
最初から拮抗した試合展開となり、トルコは相変わらずNBA組のターコルーとイリャソワが中心に点をとり、フランスはデ・コロが点とります。しかし、残り3分57秒で10-10の同点となったところから、トルコが相手のターンオーバーもあり点を離しにかかり、結局このクォーターは19-14とトルコが5点リードして終了します。
第2クォーター、フランスはトルコの勢いを止めるべくまず最初のシュートをディアウがきめて反撃に出ようとしますが、トルコの勢いは止まらずだんだんと点差がひらいていってしまいます。このクォーターが終了した時点でフランスは43-28と19点差をつけられてしまいました。
第3クォーター、勢いが止まらないトルコはターコルーの2連続3Pでフランスをさらに離そうとします。フランスも負けじとバトゥームが2連続3Pでお返ししますが、ディフェンスの要であったマイミがファールアウトしてしまいトルコのオフェンス完全に止められなくなってしまいました。トルコはアシックのブザービターもきまり、このクォーター28点と大爆発。点差も71-45とフランスを26点もリードし、第4クォーターを残しほぼ勝利が確定しました。
フランスは最終クォーターに32点を奪いますが、点差をうめることはできず18点差をつけてトルコが勝利しました。
トルコの驚異のFG63.6%を記録。フランスも50%と悪くないんですが、トルコが良すぎましたね。
個人成績
トルコ
・ターコルー 20得点
・グラー 17得点
・アシック 10得点 5リバウンド
フランス
・ディアウ 21得点 5リバウンド
・デ・コロ 15得点
・バトゥーム 11得点
トルコの英雄ターコルー
ディアウ「あんなに頑張ったのに勝てなかった・・・」
○アメリカ121-66アンゴラ●
悲願の優勝を狙うアメリカとアフリカ勢唯一の生き残りアンゴラの対決です。
これは点差的に詳細を書くまでもないと思うので、アメリカの戦略的なことについて書きたいと思います。
第1クォーターはデュラントがこのクォーターだけで12得点し、アメリカが33-13で大差をつけます。
第2クォーター、今度はビラップスがこのクォーターだけで8得点し、アメリカが65-38さらに点差をつけます。
第3クォーター残り1分46秒オドムとラブ、ローズとカリーが交代し、スタートの選手が全てベンチに。
第4クォーターはダンクやアリウープが飛び出し、完全にアメリカのショータイムでした。
僕が思うにアメリカにとっては勝って当然の試合で重要なのは内容だったのではと思います。デュラントを筆頭に出る選手が自分でうちたがり、シュートの半分が単発になっていました。この試合は相手がアンゴラということもあってラブやオドムがオフェンスリバウンドをとれていましたが、これがスペインやアルゼンチンとあたった時ならば簡単にはいかないでしょう。
やはりチームとしてファーストオプションをきめ、そこを最大限に活かす戦略を考えなくてはいけないと思います。リバウンドに関しては、身長が低いのはもうしょうがないことなのでガードの飛び込みリバウンドやもっと速攻を多用しないと、身長の高いチームには勝てないと思います。
個人成績
アメリカ
・ビラップス 19得点
・デュラント 17得点 5リバウンド
・ゴードン 17得点 3P 5/6
・ゲイ 17得点
・オドム 9得点 8リバウンド
アンゴラ
・ゴメス 21得点
・アンブロジオ 12得点 7リバウンド
・フォーテス 11得点
ダンクの応酬アメリカ
ゴメスは相変わらずの得点能力でした
○ロシア78-56ニュージーランド●
予選でギリシャを破り2位でトーナメントにあがってきたロシアと、得点マシーンのペニー率いるニュージーランドの対決です。
第1クォーター、スタートダッシュに成功したのはニュージーランドで、残り6分19秒にペニーがシュートをきめたところで2-9でした。ここからロシアが徐々に追いついてきて、このクォーター13-15でニュージーランドわずかにリードしまいたが、力はほぼ互角でした。
第2クォーター開始早々にニュージーランドのジョーンズが3Pをきめますがロシアもフリッゾンが3Pでお返しします。しかし、そんな中ニュージーランドは残り7分54秒にペニーが3Pをきめた直後から突如としてシュートが入らなくなります。また得点源のペニーも3つ目のファールをとられて、ベンチにさがってしまいます。その間にロシアはモンヤの得点などで逆転に成功します。残り3分19秒にようやくシュートがきまったニュージーランドはフリースローでなんとか点差を詰めて、このクォーターを31-27で終わりにします。
第3クォーターも残り6分7秒にアバクロンビーのフリースロー直後からまたニュージーランドのシュートが入らなくなります。そして、なんと次の得点が残り59秒だったんですね。点差も3点だったのが13点にひらいていました。結局このクォーターはロシアが51-40の11点差リードで終了しました。
第4クォーター、ニュージーランドのペニーがこのクォーターだけで11点をあげる活躍を見せますが、逆転するには至らず78-56でロシアが勝利しました。
ロシアのFG60%に対し、ニュージーランドはFG41.7%でした。これが敗因ですね。
個人成績
ロシア
・ヴォロンツェビッチ 18得点 3P 3/3 11リバウンド
・モズコフ 16得点 7リバウンド
・フリッゾン 12得点
ニュージーランド
・ペニー 21得点
・アバクロンビー 13得点
リバウンドを11本とりながら3Pも高確率できめたヴォロンツェビッチ
スコアリングの鬼ペニーもここで敗退
○リトアニア78-67中国●
予選を全勝で勝ちあがったリトアニアとわずかに1勝だけながらも勝ちあがってきた中国の対戦です。
第1クォーター、誰もがリトアニア有利だろうと思うかもしれませんが、スタートダッシュに成功したのは中国でした。なんと残り4分48秒のところで中国が5-16と大幅にリードします。逆にリトアニアはこの間にFG2/9、ターンオーバー3回とひどい内容でした。その後はクレイザの活躍もありこのクォーターを17-22と点差を詰めて終了しました。
第2クォーター、最初リトアニアは点差を詰めることができずにいましたが、残り4分49秒にヤフトカスがシュートをきめ32-31とついに逆転に成功。中国も離されまいとなんとか踏ん張り43-40とリトアニアリードで試合を折り返します。
第3クォーター、残り7分2秒に48-48の同点になります。しかし、中国の粘りはここまででした。リトアニアはそこから14-1のランで中国をいっきに引き離し、このクォーターが終わった時には64-51とリトアニアが大量リードを奪っていました。
第4クォーター、逆転を図る中国ですが結局点差を詰めるにも至らず、最終的には周囲の予想通りリトアニアがベスト8にコマを進めました。
FGがリトアニアは46.2%に対し中国が38.1%と低くこれが敗因ではないかと思われます。
個人成績
リトアニア
・クレイザ 30得点 9リバウンド
・ゲゼビシャス 14得点 3P 3/3
・カルニエティス 11得点
中国
・ウェイ 21得点
・ジャンリャン 11得点 12リバウンド
・ジジ 11得点 7リバウンド
無敗チームの柱クレイザ
ベテランとしての役割を完璧にこなしたウェイ
○アルゼンチン93-89ブラジル●
南米どうしの対決となったこのカード
第1クォーター、両チームとも落ち着いた立ち上がりで徐々に点をとっていくという形になりました。内容はというと、このクォーターだけでリードチェンジが7回も起きる接戦に。また、アルゼンチンはスコラが9点ブラジルはウェルタスが10点をこのクォーターだけであげました。結局、25-25の同点で終了。
第2クォーターに入っても一進一退の攻防は続き、このクォーターが終了した時点で46-48とブラジルがわずかにリード。
第3クォーター、残り6分59秒にブラジルのスプリッターがシュートをきめたところで48-55とこの試合最大の点差が開きます。しかし、アルゼンチンはまたもスコラがこのクォーターだけで10点をあげる活躍を見せ、このクォーターも66-66の同点で終了。
第4クォーター、接戦は続き残り7秒、89-86のブラジル3点ビハインドの場面でブラジルはファールゲームをしかけます。ファールを受けたデルフィーノはフリースローを確実に2本ともきめ得点が91-86に。ブラジルはすぐにウェルタスが3Pをきめ残り1秒に相手のスコラにファール。この時の得点は91-89です。ブラジルからしたらスコラが1本でも外してくれればまだ勝つチャンスがありましたが、スコラはこれを確実に2本ともきめ、大激戦のすえにアルゼンチンが勝利しました。
個人成績
アルゼンチン
・スコラ 37得点 9リバウンド
・デルフィーノ 20得点
・ジェイセン 15得点
・プリジオーニ 8アシスト
ブラジル
・ウェルタス 32得点
・バルボーサ 20得点 3P 5/9
・スプリッター 10得点
・マシャド 10得点
フル出場のスコラとデルフィーノ
こちらもフル出場ウェルタス
ということでベスト8の全8チームが出そろいました。
対戦は以下の通りです。
セルビアvsスペイン
トルコvsスロべニア
アメリカvsロシア
リトアニアvsアルゼンチン
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