2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 斎藤貴男著 『ルポ改憲潮流』(岩波新書)

2012-02-04 02:26:57 | 読書
本書では、日本国憲法の改正への流れ及びその問題点が記載されている。
「はてしなく進む監視社会化」(23ページ)の進行、国家の権力を人権を守るために縛るという憲法の性格の変更、安全保障での米国との価値観の共有化(「衛星プチ帝国」化(124ページ))などが内容である。
斎藤さんの結論は、「進められている改憲への策動を、断じてゆるしてはならない」(217ページ)である。
周辺事態法や武器輸出三原則の緩和などで、憲法を変えずともかなりのことが出来てしまっているのに、そこで改憲したら、いつかきた道をたどるのは明らかだ。
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