本書を読み、障がい者の自己決定権がようやく認められ、各種の政策がその方向に向かっているのだと感じた。
この自己決定権が認められてきたのは、1975年の国連総会で決議された「障害者の権利に関する宣言」に始まり、1981年の国際障害者年、国連障害者の10年(1983年から1992年)、さらに2006年12月国連総会で採択された「障害のある人の権利に関する条約」という一連の流れが背景にあるようだ(2頁から7頁)。また、障がい児ということであれば、子どもの権利条約も含んで考えるのが妥当であろう。
この自己決定権が認められてきたのは、1975年の国連総会で決議された「障害者の権利に関する宣言」に始まり、1981年の国際障害者年、国連障害者の10年(1983年から1992年)、さらに2006年12月国連総会で採択された「障害のある人の権利に関する条約」という一連の流れが背景にあるようだ(2頁から7頁)。また、障がい児ということであれば、子どもの権利条約も含んで考えるのが妥当であろう。