2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

人の名前は誰のもの?

2009-11-23 23:43:50 | 社会(政治経済等)
夫婦別姓に多くの記述がさかれていた福島消費者庁大臣の著書の読書を通じて思ったのが、「名前は誰のものだろうか。」ということだ。個人のものであれば、役所に変更届のようなものを提出して終わりだが、現実はそうでない。
憲法13条は「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」とある。名前を自由に変えることができないということは、名前の変更が原則「公共の福祉に反する」から出来ないということになる。
米国留学先の大学の社会学の授業で、「20世紀における社会学の発見の1つに、子どもはその親を選ぶことは出来ないということがある」と聞いたことをなぜか思い出した。
世界的にも珍しい戸籍制度とあわせて考えると、日本では名前は個人のものではないとの結論が導かれても不思議はない。
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