月刊誌である本誌の今月号は、東日本大震災及び福島原発災害の特集である。
大江健三郎さんは、日本の「あいまいさ」が行き詰まっていると指摘する。それは、矛盾をボカすための方便だったが、沖縄の米軍基地問題のように、明快な解決しかあり得ない事柄に関しては、「あいまいさ」は無効だ。また、今回の震災の対策も「あいまいさ」は許さない。
また、石橋克彦さんの(半藤一利さんの『昭和史』の読書を通じて)「日本がアジア太平洋戦争を引きおこして敗戦に突き進んでいった過程が、現在の日本の「原発と地震」の問題にあまりにも似ている」ということに、強く同感した。
また、震災とはあまり関係がないが、日本のTPP入りを批判する『戦後国際貿易ルールの理想に帰れ(上)』(伊東光晴さん)は、賛成派の論拠の誤りを指摘していて、とてもわかりやすい。できれば、賛成派の反論をみたいものだ。
大江健三郎さんは、日本の「あいまいさ」が行き詰まっていると指摘する。それは、矛盾をボカすための方便だったが、沖縄の米軍基地問題のように、明快な解決しかあり得ない事柄に関しては、「あいまいさ」は無効だ。また、今回の震災の対策も「あいまいさ」は許さない。
また、石橋克彦さんの(半藤一利さんの『昭和史』の読書を通じて)「日本がアジア太平洋戦争を引きおこして敗戦に突き進んでいった過程が、現在の日本の「原発と地震」の問題にあまりにも似ている」ということに、強く同感した。
また、震災とはあまり関係がないが、日本のTPP入りを批判する『戦後国際貿易ルールの理想に帰れ(上)』(伊東光晴さん)は、賛成派の論拠の誤りを指摘していて、とてもわかりやすい。できれば、賛成派の反論をみたいものだ。