本書は、第二次世界大戦後から1996年ごろまでの中東の歴史を紹介している。
著者は、1956年のスエズ戦争をエジプトで、1967年の六日間戦争をイスラエルで、1991年の湾岸戦争をエジプトで新聞記者として取材していたという(iv頁)。
著者は本書で、中東現代史を「四つの結び目」で分けると理解しやすいという。一つ目は、1945年から1956年のスエズ戦争まで(1948年から1949年のパレスチナ戦争、1952年のエジプト革命、ナセルが英雄視されていた期間)、二つ目は1958年前後の汎アラブ民族運動の高揚から1967年の六日間戦争までの期間(ナセルが転落した期間)、三つ目は1967年から1979年のイスラム革命までの期間(エジプトがイスラエルと和解)、最後は1980年から1991年までの期間(1987年からの占領下のパレスチナでのインティファダ、湾岸戦争)としている。
なお、本書は1997年7月出版。
著者は、1956年のスエズ戦争をエジプトで、1967年の六日間戦争をイスラエルで、1991年の湾岸戦争をエジプトで新聞記者として取材していたという(iv頁)。
著者は本書で、中東現代史を「四つの結び目」で分けると理解しやすいという。一つ目は、1945年から1956年のスエズ戦争まで(1948年から1949年のパレスチナ戦争、1952年のエジプト革命、ナセルが英雄視されていた期間)、二つ目は1958年前後の汎アラブ民族運動の高揚から1967年の六日間戦争までの期間(ナセルが転落した期間)、三つ目は1967年から1979年のイスラム革命までの期間(エジプトがイスラエルと和解)、最後は1980年から1991年までの期間(1987年からの占領下のパレスチナでのインティファダ、湾岸戦争)としている。
なお、本書は1997年7月出版。