本書は、雑誌『話の特集』等に掲載されていた「無名人語録」を収めていて、各語録は、「生」、「男女」、「子供」、「老」、「病」及び「死」の各テーマ別に別れている。なお、「無名人語録」は、1995年3月の『話の特集』休刊後、『週刊金曜日』にて継続している。
「日本の女学生が着ているセーラー服ってありますよね。
あれ、士官の詰襟に対して水兵のセーラー服。
つまり、男女の学生服は性差別そのものなのに誰も何も言いませんねェ。
知らないってことは強いね。」(84ページ)
これは知りませんでした。近所の高校で、女子学生がセーラー服だけれども、男子学生はブレザーというところがあります。このことを考えて、男子はブレザーにしたのでしょうか。でも、それなら、女子のセーラー服も止めてもよかったのではと思うが、どんな事情があったのだろうか。
「コラァ、若ェの!オラァ、お前の未来だぞォ!」(223ページ)
確かに、そうですよね。若者も、年をとって、いずれは老人となる。
「生きているから生命(筆者注:いのち)なのではない。
死んでしまうから生命なのだ」(323ページ)
不死だったら、命の重さなんて、誰も考えないだろう。でも、何を考えるのだろうか。「死」という命の終点がなければ、時間が無限にあるのだから、逆に何も考えず、何もしなくなるのだろうか。
なお、初版は平成15年(2003年)1月。
「日本の女学生が着ているセーラー服ってありますよね。
あれ、士官の詰襟に対して水兵のセーラー服。
つまり、男女の学生服は性差別そのものなのに誰も何も言いませんねェ。
知らないってことは強いね。」(84ページ)
これは知りませんでした。近所の高校で、女子学生がセーラー服だけれども、男子学生はブレザーというところがあります。このことを考えて、男子はブレザーにしたのでしょうか。でも、それなら、女子のセーラー服も止めてもよかったのではと思うが、どんな事情があったのだろうか。
「コラァ、若ェの!オラァ、お前の未来だぞォ!」(223ページ)
確かに、そうですよね。若者も、年をとって、いずれは老人となる。
「生きているから生命(筆者注:いのち)なのではない。
死んでしまうから生命なのだ」(323ページ)
不死だったら、命の重さなんて、誰も考えないだろう。でも、何を考えるのだろうか。「死」という命の終点がなければ、時間が無限にあるのだから、逆に何も考えず、何もしなくなるのだろうか。
なお、初版は平成15年(2003年)1月。