実刑判決を受けた著者の刑務所での体験をもとに、その実態を明らかにした『獄窓記』から、軽い犯罪を繰り返してしまう知的障害をもつ人たちに焦点を当てて、発展させたのが本書である。
本書で登場する障害をもつ人たちは、社会福祉の網の目にかかることなく、十分な教育も受けることができていない。家庭は様々な理由で貧困にあえでいた(親も障害をもっていたりする。)。そして、刑務所が彼らの「安心」できる場所となってしまった。
本書で登場する障害をもつ人たちは、社会福祉の網の目にかかることなく、十分な教育も受けることができていない。家庭は様々な理由で貧困にあえでいた(親も障害をもっていたりする。)。そして、刑務所が彼らの「安心」できる場所となってしまった。