蓮池 薫さんありがとう。

今日はこの月を世界中でどのくらいの人が見たんだろ？

あんなに小さいのに日本中同じ時間に見れるんだね。

タニケンさんのblogにも同じ月の写真が載ってました。

タニケンさんも思ったみたいに私もてっきり満月だとおもったんだけど、今日は月齢14で明日が満月なんですって。

左がちょこっとかけてるらしいけどほとんどわかりませんね。

今日NHKハイビジョンで蓮池 薫さんの100年インタビューの再放送をやっていました。

拉致された日のこと。
袋詰めにされ船に乗せられ、小さな隙間から柏崎の町の灯りが見えてだんだん遠くなっていったそうです。

蓮池さんの「生きるため」「家族や子供のため」どんなに厳しくどん底で希望もない中でも、考え方を工夫して、いきる意味をみつけ、頑張ってこられたこと。

夢を見ることは封印したこと。

日本食が恋しくて大豆を煮て藁にいれて、納豆をつくった。

ほとんどが腐ってしまって、でも限られた食料を捨てるわけにいかず、なんとか食べたら、納豆の味がした。

そんなことにも希望を見いだされていたそうです。
翌日はお腹を壊し、たいへんだったとか。

拉致により、覚えた韓国語の勉強のお話。

子供たちのはなし。

日本に一時帰国のつもりでかえってきたときのこと。

嫌な思いでの韓国語で生計をたてていること。
でも言葉に罪はありませんと話されていました。

蓮池さんはイーグルスのデスペラードのテープを闇市で買い、それをこっそり聴いて苦しさをしのいだと言う話を聞いたことがありますが、今日はたまたま聴いたイムジン河が、支えてくれた曲だと話されていました。

イムジン河は北と南の境界線を流れる河で水や鳥は自由に南北を行き来し、自分もあちらへ行ければ自由な身になると言う希望の歌だったそうです。

拉致解決は拉致された人を返すだけではあまりにも辛い、日本の政府の人は失敗したら自己責任をとる覚悟で真剣に臨んでほしいと。
そして北朝鮮で新しく出来た絆、家族、日本でずっと帰りを待っていた家族、その絆を全部結んであげる支援ができないのなら意味がないと。

これから色々大変なことになりそうな私ですが、今日は蓮池さんに真っ暗闇の中でも諦めず希望の光を見つけることを教えてもらいました。

インタビューの三宅アナウンサーもとても誠実で、素晴らしい番組でした。

ありがとうNHKさん。