春待草の独り言

日々思ったこと、感じたことを日記代わりにつづっていきたいです。昨日コブクロライブに行った記念に。

パート病院物語2

2010年11月06日 | 思い出
面接の次の日から医院への出勤が始まりました。

裏口から入って白衣に着替えます。

午前中は外来で午後からは病棟勤務でした。

半分は看護学生さんだったから午前の外来を終わると授業に行っていました。

外来は小さな医院にしては100人近く患者さん(リハビリや注射だけの人もいたけど)が来られることもあり、毎日てんてこ舞いの忙しさでした。

まず初診の患者さんが来られたら、簡単に問診をとります。

いつ頃からどんな症状があるのか。
今までに大きなけがや病気をしたことがあるか?
今回の症状でほかの病院を受診したか?
アレルギーなどあるか?

など。
要はここの医院を受診をされるまでの経過を簡潔にまとめてカルテに添えて患者さんの順番が来るまでに先生の机に置くのです。

しかもそれがすんだら初診の方にもれなくついている「尿検査]です

トイレの横の小さな流し台の所にアルコールランプがあり、6本の試験官にスポイドで尿を試験菅に入れ、それぞれに試薬を入れ、たぶん色や濁りなどをみるため何も試薬を入れない試験菅もありました。

左手に4本指の間にはさみ、右手に2本挟み患者さんが先生の椅子に座ると同時に♪ジャジャ~ンという感じで尿を入れた試験管を持って先生に見せなければいけません。

一番難しかったのが尿に糖が出ているかどうかの試験官。

竹のピンセットで試験管を挟み、アルコールランプで沸騰寸前まで温めるのです。

これが、あぶりがたらなかったら、正確にでないのです。
わー沸騰するぞ~という泡がたちこめて来たら、すばやくアルコールランプから離すんです。

何度も手に沸騰した尿を浴びたものです。><
洗ったり冷やしたりする暇もなくジャジャ~ンと先生の所にタイミングよく立たなければならず、何度も怒られました。

終わったら洗う、また検査をする、問診をとる。
戦場のようでした。

問診を簡潔にまとめるのは本当に難しかったけど、勉強になりました。

今でも子供が病気になって小児科などに行くときにカルテに書きやすいようにいう癖がついていますから。
お医者さんはあまり余分な話は聞きたくなくて、簡潔にいつからどうで、今はどんな様子なんだ?というのを知ってから、診察に入るわけですから。

パート1日目は学生さんに聞きながらなんとか終わり、3階休憩室でお弁当を食べました。

小さな炬燵があったけどなんだか煙草を吸う人が多くて、あまり好きではありませんでした。
どんな話をしていたんだろ。


午後からの病棟は点滴や検温、散歩に付き合う・・てな感じでお気楽な感じでした。

こんな調子で1日が終わりました。

何もかもにチャーショックを受けた1日でした。

勤務し始めてしばらくたって、掃除のおばちゃんが私に話しかけてきました。「今までパートで1週間持った人はあんまりおらんよ。一番短い人で1日。給料もとりにこんかったなあ。あんた珍しいなあ。よく続いとるなあ。」


なんだか怪しい・・・。
大丈夫か?私。

そのうちその3に続きます。


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