おやじのパイプ

壁に飾ったシベリア抑留中に作ったと自慢していた亡父のパイプを眺めながら写真と木版画の海を漂っている。

昨夜の本は禅の世界

2019-02-26 22:07:39 | 読書
昨夜というより一昨々日に読んだ本は禅についてです。

あの大河ドラマ直虎で、禅寺での作法について指導を担当した方だそうです。
変わってないようで時代とともに修行のやり方、座禅の仕方も変化してきたそうです。
禅もいろいろ宗派があるそうで、著者は臨済宗です。
臨済宗でもさらに別れているようですが、その辺は興味がなかったので記憶に残っておりません。
曹洞宗が一番多く、浄土真宗よりも多く日本一だそうです。(くだらんことだけ記憶に残っております)
公案=いわゆる問答ですが、この方は”考える禅”というものを提唱している。
・・・この辺もあまり詳しくは記憶に残ってないです。興味のある方は本で確認してください。
記憶に残っているのは、
①臨済宗は当時の支配者(武士階級)とつながっていたため、寺院の数は少ないが国宝級のお宝がたくさん寺にあること。
②修行に行く・・・著者は9年間修行したが、入門するには”お願いしますーハイどうぞ!”のような簡単なことではなく、
お願いを3日間ほど続けるそうです。
初日などは玄関先で早朝からお願いしますと言って夕方までお辞儀したまま?部屋に上がらせてもらえないし、
途中で考え直してこいと言ってなんども放り出されるようです。
③修行中も何事も入門した順番だそうですから、寝るのも遅くなるし起きるのは一番早くなる。
(この辺は部活と同じみたいです)
④これまで知らなかった修行中のことがよくわかりました。
それぞれの宗派ごとにそれぞれの道場で修行をしないと寺の跡を継げないようです。
お寺の跡を継ぐというのも大変なことのようです。
ちなみに途中で逃げ出す坊主もいるようです。
逃げたらどうなるか?それについては何も書いてありませんでした。



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