おやじのパイプ

壁に飾ったシベリア抑留中に作ったと自慢していた亡父のパイプを眺めながら写真と木版画の海を漂っている。

昨夜の読書「忠臣蔵の決算書」

2018-12-05 15:14:06 | 読書
大石内蔵助は、討ち入りまでの金銭受払帳をつけていた(びっくり)
それは、討ち入りの前日に中間を介して瑤泉院付き用人に届けられた(南部坂雪の別れはなかった)
それがいつの間にか回り回って箱根神社に保管されているようです。
大石が東下りする際に、討ち入りの成功を祈願して箱根神社(曽我兄弟の仇討ち)に祈願したことも縁となって、箱根神社が手に入れて保管しているようです。
それを著者が神社の好意を得て詳細に調べ本にしたものです。
それによると浪士たちの生活はもうギリギリの状態であったようで、これ以上の延期は生活困窮で持たなかったようです。
かなりの金額を浪士たちの生活支援として出資しているのがよくわかります。
精神論ではなく、討ち入りするまでの予算管理(いわゆるプロジェクト運営)がきっちりできていたから討ち入りも成功したんだと、今更ながらよくわかりました。




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