新型インフルエンザ対策

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イギリスの大手製薬メーカーが独自に開発したワクチンの日本での臨床試験をスタートさせました

2008年09月14日 | このごろの新型インフルエンザ関連情報
世界的な大流行が懸念される新型インフルエンザの対策として国は国産ワクチンの備蓄を進めていますが、イギリスの大手製薬メーカーが独自に開発したワクチンの日本での臨床試験をスタートさせました。新たなワクチンが承認されれば、大流行の際の感染予防対策の選択肢が広がると期待されます。

新型インフルエンザは、鳥インフルエンザウイルスが人から人に感染するよう変化したもので、最悪の場合、国内で64万人が死亡するとされています。国は、大流行の際に社会的な機能を維持する必要があるとして、医師や検疫所の職員、警察官などに接種するための国産ワクチンの備蓄を進めています。しかし、効果についてはわからない点も多く、専門家は複数のワクチンを用意しておくことが重要だと指摘しています。こうしたなか、イギリスの大手製薬メーカー、グラクソ・スミスクラインは、今月から国内2か所の病院でおよそ100人を対象に、独自に開発したワクチンを接種する臨床試験を始めました。メーカーでは効果と安全性を確認したうえで、来年にも厚生労働省に承認に向けた申請を出したいとしています。グラクソ・スミスクライン広報部の小松義明部長は「わたしたちのワクチンはEUでも承認を受けており、日本でも使えるようなるべく早く申請を出したい」と話しています。

NHKニュースより