新型インフルエンザ対策

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教室をまるごと除菌し感染予防 和歌山

2010年02月11日 | このごろの新型インフルエンザ関連情報
教室をまるごと除菌し感染予防 和歌山
2月11日7時57分配信 産経新聞

 和歌山市立楠見東小学校(同市善明寺)が、新型インフルエンザとノロウイルスの感染防止対策として、教室や職員室など屋内全体の除菌を行っている。
詳細は
産経新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100211-00000011-san-l30

インフルエンザウイルスに限って言えば、前日付着したウイルスは翌日の始業時にはほとんど不活化しているでしょう。したがって屋内全体を除菌する必要性はあまりないでしょうね。


ミステリー幻の暗殺者(その6)

「僕はどうもその隆夫兄さんのことが気になるんです。僕はまだ10歳だったんで、兄の気持ちなど全然わからんのですが、父たちの行方不明について、隆夫兄さんは何か知っているような気がするんです。兄さん達を乗せた顔にやけどのある男と何かつながりがあるんじゃないかと思えるんです。私の今の女友達は沢田という苗字で、お母さんの前の苗字も沢田で、隆夫兄さんも当然沢田でしょう。この辺のことを調べてみたいと思うんです。それには一度松江に行ってみる必要があるようです。」
「そういうことになるんですか?でもね、隆夫が私たちにうらみを持つわけは絶対ないんですよ。お前のお父さんはあの子の教育にも熱心で、大学まで行かせたくらいだから・・」
「わかっていますよ、うちじゃみんな大学まで行っている。死んだ雅也兄貴も、私もみんな大学までやってもらった。しかしだからこそ隆夫兄さんがお母さんに何も言わずに出て行くなんてふしぎですよ。その辺の事情が知りたいんです。どうしても隆夫兄さんに一度会ってみたい。」

 週が2~3飛んでから、やっと恵美が顔を見せた。心なしか元気がないようだ。「どうしていたんだ?」と声をかけると、「少しかぜ気味だったの・・」というだけである。蒜山原で私が元気を悪くしたように、彼女も少し元気を失った。なぜだろうか?
「あまり永い間、顔を見せんので、俺達も終わりかと憂鬱だった。」
「ほんとにそうだったの?」
「そうだよ、やっぱり時々現れてくれよ。」
「私の方はあなたに嫌われてるんじゃないかと思ったの」
「妙なこと言うね、時にきみのお父さんの名前はたかおと言うんだろ?」
「ちがう、よしおよ、草かんむりに方の字の芳、おっとの夫よ。」
「ほんとうはたかおで呼び名をよしおにしているんじゃないんか?戸籍簿を見たことある?」
「そんなことをどうして疑うの?戸籍をみたことないけど、生まれた時からずーっとよしおだった。」
 これ以上訊いてもむだのようだ。自分で調べてみるしかない。
「ところで僕は一度、君のお父さんに会いに行くともりだ。君も一緒に行かんか?」
「嫌だわ、私、行きたくない。」
「そんなら僕だけで行くから、道順を教えてくれ!」
「どうしても行くの?何のために行くの?何を言うつもり?」
「君をもらいたいとでも言うさ、」
「そんなこと絶対にだめよ。仕方が無いから、私も行くわ。でも電話してみて、来てもいいと言うかどうか確かめるから、少し待ってよ。」
 一日置いて、恵美が電話してきた。
「おいでになってもいいが、月曜日は母がいないんで、何もおもてなしができませんと言ったわ。」
「お母さんには会えんでもいいし、もてなしなど一切いらんから、来週の月曜日の午後、伺いますと言っといて!」
 私は約束の日、恵美と一緒に自動車で出かけた。9月15日のことである。
 私たちはまず、日本海岸の淀江に行った。そこは弓ヶ浜の付け根の東側で、父と兄とが釣りに出かけたまま帰らなかった場所である。私はそこに佇んでどよめく沖を見やった。この海の彼方に、父と兄とが消えていったと思うと、瞼の裏がじんと熱くなった。私はそのころ、岡山の大学にいて、夏休みを楽しむために信州へ出かけていた。
(つづく)

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