新型インフルエンザ対策

新型インフルエンザとその対策について、多くの人に知ってもらいたい。このサイトの情報により生じた損害には責任を負いません。

ベトナムCaMauの7つの村にて、鳥インフル発生、5000羽以上殺処分

2010年02月23日 | このごろの新型インフルエンザ関連情報
ベトナムCaMauの7つの村にて、鳥インフル発生、5000羽以上殺処分。。。

南部でも拡大中です。

詳細は
新型インフルエンザウオッチング日記
http://blog.goo.ne.jp/tabibito12/e/68a759aa9d57adced12de87082be5093

このところ鳥インフルエンザH5N1について日本で報道されることはほとんどありません。しかし、ベトナムなど海外ではあいかわらず鳥に感染しています。

日本での関心も低くなりましたので、当ブログも当分の間お休みします。
病原性の高いインフルエンザが出現しそうになれば、また再開するつもりです。
長期にわたりご支援賜りありがとうございました。


ミステリー幻の暗殺者(その11)

「ところが、こちらの状況で変わってきた!」
「そう、とうとう妻が友達と結婚して子供が生まれた。それがあなたよ。その時から、おじいさんは復讐を考えはじめた。自分の息子の隆夫が20歳になってから、自分の生きていることを彼にだけ知らせた。そして22歳の時、父はとうとう家出した。
 その後、娘の里子さんと、あなたの腹違いの兄さんの雅也さんととが結婚して、澤田家と沖汐家とは二重に結ばれてしまった。」
「それで隆平さんはおやじ達を殺す計画を立てたというわけか?」
「そう、隆平おじいさんは父に宍道湖の南の岸に住んで、沖汐家を見張らせていたの、あなたのお父さん達が月曜日に沖釣りに出かけること、淀江から舟を出すことを突き止めていたらしいの、
 昭和44年に、とうとう隆平おじいさんが日本に帰ってきて、あなたのおじいさん達を連れ出した。20数年も会っていなかったし、そうでなくても隆平おじいさんの顔はわからなかったんでしょう。
 それっきり、隆平おじいさんも帰って来なかったそうよ。お父さんもそのことについては何も聞いていなかった。」
「しかし、お父さんは復讐を止めなかった。」
「それはおじいさんに命令されていたからなの、両家の結び目になったあなたと慶子さんを殺せと・・」
「だから、大山の頂上から石を転がしたり、眠り薬を飲ませたり、湖で溺死させようとしたというわけか?」
「その通りよ、しかしいつも私が失敗させた。」
「落石は君がやったんじゃないだろう?」
「あれは知らない。だけどその失敗から、父は私をあなたに近づける計画を立てたの、私はそういう運命だと思っていたから、ほんとうにあなたを殺すつもりだった。大山の頂上で、あの薬を飲んでいたら、あなたは確実に死んでいるわ・・」
「それにしても、俺が登る日がよくわかったもんだ」
「そういうことは、ちゃんと調べてあったの、あなたは8月の第二月曜日に大山に登るのよ、どうしてあの日急に止めたの?」
「君と恋を語りたかったんだ。枡水原でね、それが救いになった。」
「今となって、私が憎くない?警察に突き出したいと思わない?」
「思わないよ、君に殺されてもかまわないから、毎夜君と眠りたい。殺すのが君の運命なら、俺は殺される運命だと諦める。君に殺されるなら幸福だ。」
「本気でそんなこと言ってるの?私と一緒にいる限り、いつ殺されるかわからないのよ。」
「湖で溺れかけた時、決心したんだ。殺されても、君を一生離すまいとね、」
「私たち、叔父と姪よ、これからもそれを犯すつもり?」
「そんなことが今の俺に通用するもんか?それに血縁は薄い。」
「私のお父さんが、とても許さないわ、」
「それも平気さ。君と一緒のところは殺さないから、その点、君とねている方が安心だよ、これ以上、君のお父さんに罪をつくらせたくない。今なら君のお父さんは立ち直れる。」
「慶子さんが危ないと思わない?」
「何事も運命さ、俺に一体何ができる。慶子も俺も、いや、君も君のお父さんも、過去のことはほんとうは知っちゃいない。知っているつもりで過去に振り回されているだけだ。過去を断ち切ったら、ほんとうは何も無い。」
「自分だけそう言ってみても、お父さんや、私の考えが変わらなかったら・・」
「変わらなきゃ、変わらんでいいさ、でも君は俺に一切を暴露することで、もう変わっている。お父さんもそのうち変わるだろ!」
「そうね、私、もうだめだわ、好きなようにして・・」
 恵美は急に泣きはじめ、私に槌り付いて来た。
 長い髪が肩で揺れている。

  あとがき
 恵美は今、私の妻である。彼女は私を宍道湖で助けたのは事実だが、後のことは全部私の妄想だと言っている。そして自分の父は隆夫ではなく芳夫で、私達の結婚式に父と母とが来た時、私の母も姉も、隆夫じゃないと言ったではないかと言う。
 そうなると、私の父信也と兄雅也の行方不明は唯の事故になり、澤田隆平は戦死になり、隆夫は唯の失踪になる。それじゃちっとも面白くない。
「私が唯の漁夫じゃ、あなた物足りなくなくて、私をあなたの暗殺者に仕立てたのよ。」
 恵美は笑いながら言う。ヘボ作家の私だから、やりかねない。
   (了)

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