見直し求め住民が署名集めへ/藤沢、鎌倉の武田薬品新研究所計画
社会 2008/09/13 武田薬品工業が藤沢市と鎌倉市にまたがる同社湘南工場跡地に計画する新研究所について、近隣住民による「武田問題対策連絡会」は十三日、藤沢市内で学習・抗議集会を開き、計画見直しを求め署名を集める会を発足させる考えを明らかにした。
集会は同市藤沢の藤沢産業センターで開かれ、両市の市議を含む五十人が参加した。当初、連絡会は公開討論会として武田側に参加を求めたものの「(住民説明会や公聴会などで)今日までに十分説明している」と拒否されたため、集会に変更した。
出席者からは「排出される空気に有害物質が含まれる恐れがある」「武田側の対応は不誠実」などの意見が相次いだ。講演した市民団体「バイオハザード予防市民センター」代表幹事の新井秀雄さん(66)は「研究所のフィルターはウィルスを完全に除去できず、現在の技術では仮に外に漏れ出ても、すぐに検出できない」と述べた。
新研究所は鳥インフルエンザやエイズなどの感染症の実験も行える「P3レベル実験室」を備え、二〇一〇年度の完成予定。遺伝子組み換え技術や病原性微生物を活用した創薬研究などを行うという。
カナロコより
社会 2008/09/13 武田薬品工業が藤沢市と鎌倉市にまたがる同社湘南工場跡地に計画する新研究所について、近隣住民による「武田問題対策連絡会」は十三日、藤沢市内で学習・抗議集会を開き、計画見直しを求め署名を集める会を発足させる考えを明らかにした。
集会は同市藤沢の藤沢産業センターで開かれ、両市の市議を含む五十人が参加した。当初、連絡会は公開討論会として武田側に参加を求めたものの「(住民説明会や公聴会などで)今日までに十分説明している」と拒否されたため、集会に変更した。
出席者からは「排出される空気に有害物質が含まれる恐れがある」「武田側の対応は不誠実」などの意見が相次いだ。講演した市民団体「バイオハザード予防市民センター」代表幹事の新井秀雄さん(66)は「研究所のフィルターはウィルスを完全に除去できず、現在の技術では仮に外に漏れ出ても、すぐに検出できない」と述べた。
新研究所は鳥インフルエンザやエイズなどの感染症の実験も行える「P3レベル実験室」を備え、二〇一〇年度の完成予定。遺伝子組み換え技術や病原性微生物を活用した創薬研究などを行うという。
カナロコより