営業の石井です。
どんどん「石材店らしい」ブログから離れているような気がしますが気にしないで下さい。
そもそも「石材店らしい」って何でしょうね?
さて、先日見た『
パリ、ジュテーム』という1話5分ほどの短編オムニバス映画の中に墓地を舞台とするお話がありました。
エルム街の悪夢やスクリームシリーズを手掛けてきた
ウェス・クレイブンが監督を務めた『
ペール・ラシェーズ墓地』です。
これだけでもどんなホラー映画だろうと思うかもしれませんが、ラブストーリーなんです。
(以下ネタバレになりますので、映画を見る方はご遠慮ください)
結婚を控えた恋人同士がでパリへ来た際に、
エミリー・モーティマー演じる女性の希望でペール・ラシェーズ墓地へ来る。
しかし、
ルーファス・シーウェル演じる男性は全く乗り気ではない。
しばらく墓地内を歩いている。
女性は探していた墓の前で立ち止まり、その墓に口づけをする。
すると男性は「不潔だ」と言う。(墓に対する表現と同性愛に対する表現が掛かっている)
その墓とは
オスカー・ワイルドのものであった。
ワイルドのファンである女性は怒り「笑いの分からない人とは結婚しない」と言い立ち去る。
困惑している男性の前に、どう見てもオスカー・ワイルドにしか見えない人物が現れ、彼にアドバイスする。
男性はすぐに女性を追いかけ、彼女に追いつくと抱きしめて口づけをする。
彼女は驚いた表情をしているが、彼はワイルドに教わった言葉を囁き一件落着。
それを影から見ていたオスカーワイルドらしき人物はニヤリと笑い消えていく...
といった話なんです。
映画の中で墓地がでてくる場面といえば、誰かが亡くなり悲しんでいるシーン、幽霊やモンスターが出てくるシーンを想像しがちですが、墓地の中でハッピーエンドも素敵ですよ。