第46番札所浄瑠璃寺は松山市内八ヶ寺の打ち始めの霊場であります
浄瑠璃寺の山門左側には、正岡子規が詠んだ「永き日や 衛門三郎 浄瑠璃寺」の句碑があります。このあたりは遍路の元祖といわれる河野衛門三郎のふる里として知られています。
恵原の里の長者衛門三郎は托鉢に来た老僧の手にした鉢をたたき割った。鉢は砕けて八方に飛んだが、その後次々と8人の子が死んだ。非を悟った衛門三郎は旅僧をを弘法大師と知って四国を巡拝したという伝説がある。
目の前に現れる全ての人を弘法大師と思うことにしようと思いました。。。
階段に一輪の花が間から咲いてました。
こんな隙間から芽を出し花を咲かせるなんて健気で可愛いなぁ。
山門をくぐるとすぐ九横封じの石があります。
山門をくぐるとすぐ九横封じの石があります。
1.不治の病に患る。
2.暴力非行に会う。
3.淫酒に耽れる。
4.火傷傷をおう。
5.水難にあう。
6.獣蛇に咬まれる。
7.崖から転落する。
8.毒呪に中る。
9.渇き飢える。
これら九の災難を救うのが「九横封じの石」です。人間に降りかかる九つの不慮の災難(死)を遠ざけるための加持を施した巨石とのことです。
手水舎に親子亀がいました。
縁起を辿ってみると、行基菩薩が奈良の大仏開眼に先だち、和銅元年に布教のためにこの地を訪れ、仏法を修行する適地として伽藍を建立した。
白檀の木で薬師如来像を彫って本尊とし、脇侍に日光・月光菩薩と、眷属として十二神将を彫造して安置した。
寺名は薬師如来がおられる瑠璃光浄土から「浄瑠璃寺」とし、山号もまた医王如来に因んだ。
紹介HPより。
樹齢千年を越えるイブキジャクシンがそびえ立ちます。松山市天然記念物に指定、山火事にも耐えており浄瑠璃寺の歴史と共に歩んできました。
こちらが本堂です。
両脇陣に十二神将、脇仏に日光・月光菩薩立像が拝観できます。
お経を唱え振り返ると木と緑のコントラストが美しいです。
ご本尊 薬師如来
本尊真言 おん ころころ せんだりまとうぎ そわか
ご詠歌 極楽の浄瑠璃世界たくらえば 受くる苦楽は報いならまし
大師堂です。
こちらには弘法大師の子どもの頃を象った木彫りの「だっこ大師」があります。
弘法大師の幼名は、佐伯眞魚(まお)といい、その重みもちょうどその頃の大きさのようです。
抱っこしませんでしたけど。。
浄瑠璃寺の守護神として本堂左側に弁天堂があり、1つだけ願いを叶えてくれるところから「一願弁天」と親しまれているようです。
鳥居の向こうが私には光って見えました。
裏手に御神木のような大きな木があり、凄いなぁと感動し磐笛を吹いてみました。
木と緑に囲まれる癒しのお寺でした。