爺の草刈り。
朝起きて畑に手を合わす。
爺は宗教に騙されてきた人間だから既成の宗教に対し拒否反応がある。
しかし、どこかに神様や仏様がいるんだろうと思っている。
どなただか存じ上げないが、私をこうして生かしていてくださる何者かがいる。
その目に見えぬ「天」に対し心の中で手を合わす。
草刈の時・・・ごめんよ、あなたの命を貰うよ・・・。
必ず声をかける。
草にも命がある、出来ることならこのままにしておきたい気持ちがある。
しかしそれでは農が成り立たない。
ごめんよ・・・
爺は生かされている。
誰かに完全に生かされている。
ありがたいことだ。
こんな我儘な爺に今日も命を下さった。
どう命を輝かせて生きるか。
さて、今日も土に遊び、土に学ぼう。
竪山勲さんのFacebookより写真も投稿もそのまま転載しました。