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お山にお宮がたちました

四国別格二十霊場 ⑦出石寺

別格7番出石寺に向かって、どんどん山を上ります。行き違いの出来ないような細い道を上へ上へと。

八十八箇所お遍路も、高い山にお寺が沢山あったのですが、こちらの出石寺も、こんな山頂の秘境地にお寺があるなんてと驚くような場所に建っていて、人々の信仰は凄いなと感動しました。
上に上がる道は道中から光り輝きます。道は細いけれど運転しながら、木々の合間から射し込む光に心が洗われます。

そして到着です。本当に美しいと思いました。


入ってすぐのところに磐座とお堂がありました。
この地にお詣りに来れたことに感謝です。
別格は、格別です!



そして本堂に向かう階段を上がります。
本当に美しい地です。



山門にて、夫と鐘を撞きます。
なんて美しいところなんでしょう。

山号は金山(きんざん)。
本尊は千手千眼観世音菩薩。
山号を冠して「金山出石寺」と呼ばれます。

輝いてみえます。



階段を登ると展望台です。



鹿と千手観音様と地蔵菩薩様のお話が残っているようですね。
殺生は控えねばいけません。
戦争などは人の道から離れすぎてます。

寺伝によれば、奈良時代初期の養老2年(718年)6月18日に宇和島郷の猟師・作右衛門が鹿を追いかけて、この山に分け入った。すると鹿は消えて暗雲が垂れ込め山中に地鳴りが響き渡った。そして鹿が消えた場所の岩が割け、そこから金色に輝く千手観音と地蔵菩薩が姿を現したという。その光景を目の当たりにした作右衛門は殺生を生業とする猟師という職業を悔い改め仏門に帰依し名を道教と改めた。そして、この仏像を本尊として、この地に堂宇を建立し出石寺と称したという。

以上Wikipediaより。





生き物に
命与えし
神様の
愛は等しき
森羅万象





こちらが本堂です。



本堂から九州方面の海を眺める事が出来ます。


こちらが大師堂です。




平安時代前期、この地で空海が冬期に雪中修行を行ったとの伝説がある。また、後の世に本尊が粗末にされ、それによって冥罰を受ける者が出てはいけないと本尊を石で囲い密封し秘仏としたと云われる。


いつの日か時空を超えて、こんな風に尊敬する空海さんにお逢いしてみたいと思います。
お山の事、お遍路を始めた事、全て空海さんに導いて貰っているようにさえ感じます。



振り返ると優しい光が見送ってくれました。

駐車場で老夫婦に話しかけられました。

あんたらあは、高知から来たかね?
この間、お遍路を500回以上まわってる人と会って、たまげたよ。

えー、凄いですね。
私たちは昨年八十八箇所まわって、今年は別格二十をまわってます。
一周でも凄いのに。。

私らあは5回目よ。
時間に追われんと気の赴くまま周りゆうよ

素敵な老夫婦でした。
250回まわった人にも会ったことがあって、この間は500回を超えてまわった方に会ったとか。
お遍路には魂を揺さぶる何かがあるんだと思います。

神社仏閣周りは最高です。

若い頃、これといった趣味が無くて、何か趣味を作らねばなんて思ってたのですが、歳と共にこうして導かれるように神仏を好きになり、神社仏閣をまわるという生涯の楽しみをみつけました。
日本に生まれて良かったなぁとつくづく思います。
趣味は意図して作るものじゃなくて、内から湧き上がる好きを行動に移す事なんだとわかりました。

感謝感謝。


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