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お山にお宮がたちました

四国八十八箇所お遍路 第三十一番札所 竹林寺

第31番札所竹林寺は五台山にあります。五台山には牧野植物園があったり、夜景の綺麗な展望台があったりします。こちらが以前訪れた時に撮った夜景の写真です。


遠足などで子供の頃から何度も来たことがあり市内の人にとってはとても馴染みの深い場所であります。
今回はお遍路という事で、敬虔な気持ちで訪れました。階段を上がります。こちらは紅葉シーズンは本当に綺麗です。




今までお詣りした事なかったのですが右手に神社があります。日吉神社です。
日吉神社は五台山の鎮守としてお祀りされていて、もとは「山王権現」と呼ばれていたようです。




大きなクロアゲハが先導してくれました。


階段を上がると五重塔があります。景観に馴染んでいつ観ても美しいと思います。

こちらが本堂です。
数年前に50年に一度の文殊菩薩様ご開帳があり、並んで拝ませて頂きました。
その時に50年お守りも買ってきたので大切に保管しています。

御本尊 文殊菩薩
本尊真言 おん あらはしゃのう
ご詠歌 南無文殊(もんじゅ)三世(みよ)の仏の母ときく 我(われ)も子なれば乳(ち)こそほしけれ

寺伝によれば、神亀元年(724年)に聖武天皇が唐の五台山で文殊菩薩に拝する夢を見た。天皇は行基に五台山に似た山を捜すように命じたところ、この地が霊地であると感得し栴檀の木に文殊菩薩像を刻み、山上に堂宇を建立して安置したという。その後、大同年間(806 - 810年)に空海(弘法大師)が滞在、瑜伽行法を修法し、荒廃した堂塔を修復したと伝えられる。
以上 Wikipediaより

こちらが大師堂です。


善財童子の像がありました。

善財童子は華厳経に登場する求道の志篤い少年で、文殊菩薩の指南により五十三人の善知識を訪ねて教えを乞い、ついには悟りの世界に至ります。
童子が訪ねた善知識は仏・菩薩・天人のみならず、医師や船長、童子と同じ年ごろのこどもたちはては遊女まで登場します。
無心になって道を求めるとき、目に触れるもの耳に聞くところすべてが教えを説く、いわば、自分以外のすべてのものが皆我が師であるという世界が開けてくることを童子の求法の物語は教えてくれます。
(現地案内板より引用)

可愛いですが賢い童子様です。頭を撫でさせて頂きました。


一言地蔵様です。一つお願いを叶えてくれるらしいので、お母さん全快して欲しいなぁと呟いてみました。

五智如来像です。大日如来を中心に東西南北に仏さまが並ぶ立体曼荼羅として表されるようで石仏としてみられるのは珍しいようです。

五智如来は中心にに大日如来、東に阿閦(あしゅく)如来、西に阿弥陀(あみだ)如来、南に宝生(ほうしょう)如来、北に不空成就(ふくうじょうじゅ)如来が鎮座されています。この五仏は金剛界曼荼羅(こんごうかいまんだら)の中心となる仏様です。


子安地蔵様、淡島明神様、お稲荷様がお祀りされています。

本堂の横の小径の奥にはもうひとつの神社、歓喜天様もお祀りされています。

歓喜天様はヒンズー教最高神の一柱シヴァ神を父にパールヴァティー(烏摩 うま)を母に持ち、シヴァの軍勢の総帥を務めたとされています。
古代インドでは、もともとは障害を司る神だったが、やがて障害を除いて財福をもたらす神として広く信仰されたようです。

実は何年か前に、お客様から竹林寺本堂の横の小径の先に商売繁盛に御利益がある神様がいらっしゃると教えてもらったことがあります。
竹林寺にそんな神様がいらっしゃるのかと、友達とお詣りさせて頂きました。
二股になった大根をお供えすると良いらしいです。
礼儀に厳しいので願をかけたら必ずお礼をしないといけないときいていたので、お願い事はしませんでした。

だいたい、お詣りさせていただきありがとうございます。これだけ言うようにしています。


五台山竹林寺へ久々のお詣りでした。
お遍路の札所として順番にまわっている流れでお詣りできて良かったです。





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