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信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

健康長寿長野県

2010年06月24日 22時04分21秒 | Weblog
本日は職場を離れ、松本まで研修に出かけた。
松本市はでかい。
会場は信州大学の隣。

神奈川県から引越したばかりの時はそれほど大きいとはおもわなんだが、今になって
車で市内を走り回ると、地方都市ではあるがさすが観光都市らしい風情である。

今日の研修は自分の属している職種の団体の総会であり、講演会がある。
毎日決まった仕事で職場と居住地を往復して、決まった生活リズムで動いていると
自分が段々ちまちまと小さな枠の中にはまり、小さなことを気にしながら生きている
のではないかと気になって来ていた。

その都度書いているブログだって毎日の生活周りばかりの話題で、
何てちっちゃい人間だと読んでいる人は思わないかと考える。

最近出不精になり、面倒だが車で会場まで出かけた。
必死になって高速道路を運転し、知らない土地を汗をかきながら市中を走り、
かなり脳の活性化になったと思う。

講演会の講師は首都大学東京、大学院教授 星旦二先生。
2時間余の講演の内容はこれまで自分達が学んできた保健衛生の学問を覆すものばかりで
ある意味ブレーンストーミングではなかったか。

長野県はなぜ健康長寿か
WHOの新しい健康
健康を決める要因
生涯現役でいるには とのテーマで話される。

健康診断のデーターから指導する時はこれまでのあら捜しをやめよう、まず褒めよう。

ちょいデブのほうが長生きする

                             
 
痩せろ、塩分を制限しろ、ああせいこうせいと指示するのはやめて個人の夢を応援せよ
とか特別養護老健施設は寝たきり老人を増やす、

長野県は最後の日まで長靴を履いていたいと願う老人がおり、80や90歳でも
現役当たり前、財布を渡さず、綺麗な空気を吸い冷たい水を飲み、公民館で勉強し
医者は余計な治療はしないという要因で世界の長寿県になった。

本当だ。
自分の住んでいる周りは老人ばかりだが、朝はもう5時過ぎには軽トラで畑へ出かける。
布団の中で車のエンジンの音を聞く。
雨が降っても休日でも働く。
標高の高い1,000メートル以上に住んでいる人は長生きだそうだ。(統計上)

95歳で脳血管障害で死のうという標語を掲げ、これからあなた達の指導する内容は
病理学上だった時代から健理学を方法論にしなさいと言われた。

面白くて笑ってばかりいて先生の話を忘れそうになるが、確かにうるさく指導されるのは
誰もが嫌だろう。
政治家と医師会と製薬会社の絡みから作られた特定保健指導の制度に振り回され
実績主義になった我々の仕事は、おかしいと思いながらも追いつかないくらい忙しい。


新しい方法論を聞きさあこれから、どう自分の仕事に還元していくか、
広い観点からこの地域の人々を応援していくスキルを、考えていこう。