信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

砂漠が続く中グランドキャニオンへ向かう

2009年09月28日 22時52分12秒 | Weblog
9月18日(金)

昨夜の遅い就寝から抜け出して、街の中を歩き、10:30からホテルパリスで人気ランチビュッフェの長蛇の列へ入る。



観光客は同じ思考回路らしい。
すばらしい料理が並ぶバイキング形式だが、待っている間に予定していた食事の量は
つつましい小食の日本人らしさで、元は取れなかった。

お腹一杯でもう歩けないと、帰りはタクシーでホテルに戻り、1階のカジノを通過し
次の予定地へと荷造りをする。
13:40 又来るからねぇ~とラスベガスを出発し、ハイウエイに乗った。
もう太陽は高くじりじりと暑い午後となっていた。

途中で、ルーズベルト時代にオアシスからラスベガスが開発されたというフーバーダムを通過する




あまりにも巨大なダムで底を覗き込む勇気もなく、焼け付く暑さに留まる時間も捨て、ひたすらグランドキャニオンへ向けて砂漠の荒野を走る続けることになった。
ムスコは延々と続く、蜃気楼の長い道を、まるで映画さながらのシーンを見るように運転し続ける。
後部席の女子は、疲れと寝不足で時々陽ざしが暑い!と叫んでは睡魔に引きずり込まれていく。






ラスベガスを出て約5時間、途中のウイリアムズの街のスーパーで食料品を買い込んだ。
外へ出たら、残念だが日没となり、予定していたグランドキャニオンの夕日を見る予定は夕闇の中に消えていった。

ユタ州とアリゾナ州の境に、レイクパウエルという巨大な人造湖がある。
ここを中心に半径230キロの円を描くと円の内部に8つの国立公園、16の国定公園が含まれる。
驚異の大自然と、先住民の歴史と文化に彩られたこの地域を、グランドサークルと呼び、アメリカでは大変ポピュラーな観光地となっている。
これからの数日をこのグランドサークルの一部ではあるがグランドキャニオンから
驚きの旅の始まりを計画してくれた息子夫婦たちに感謝しつつ、真っ暗闇のキャニオン国立公園の中のサウスリムに建っているヤバパイロッジへと迷いつつ到着した。
ナビはあっても広すぎるため役に立たず、暗い公園内をあっちこっち行ったり来たりしながら、気温が下がったまるで別世界のキャニオンへの夜へと誘われて行ったのである。

夕食後、ムスメからきつく、お達しがあり、明日の朝の日の出は絶対に欠かせない。
昨夜のような遅寝は無しで、起床は4時、6時半の日の出に向かって
車で出発するので準備万端えるようにと指示をもらう。
皆、ははぁ~とひたすら恐れ入り、追いてけぼりにならぬよう、各自銘々、目覚ましを用意して必死になった。
自信を持って起きれるかしら?
朝3時半に寝たのに翌日は4時起き・・・・・クレイジーな旅は続くのである。