goo blog サービス終了のお知らせ 

信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

音楽に支えられて

2009年04月13日 21時40分48秒 | Weblog
昨日、畑作りで疲弊してチョットだけと自分に言い訳をして炬燵でまどろんだ。
寝ぼけた頭に響いてきた曲で眼が覚めた。
途中で終わってしまったが、暫くそのメロデイーが頭の中に残ってこだました。

歌は秋元順子の  愛のままに 。
今更遅い、と言われそうだがこの歌は昨年末の紅白で歌われ、以来評判になったそうだ。
私は年末からシカゴで過ごしカウントダウンはニューヨークの模様を見ていたので、ご縁がなかった。

半分だけ聴いたその曲に懐かしい思いと、暖かいうるうるする感情とで涙が出そうになった。

今日になって」思い出して、早速しごとの帰りにCDを買ってきて聞いてみた。
この懐かしいような感情は何だろうと思った。
丁度10年前の極寒の2月に小樽へ旅行した。吹きすさぶ風と雪の日本海を見ながら聞いた曲に魂を揺さぶられた。
サラ・ブライトマンのTIME TO SAY  GOODBYEであった。
当時の自分のなすすべもない心にその曲はするすると入り込み
長いこと支えになってくれた。
あれから10年が過ぎ、大きな変化が訪れた時にその曲を聞いても自分は悲しみを感じなくなっていた。

今、暫くぶりに新しく魂に響いた曲が、愛のままである。

ああこの世に生まれ 巡りあう軌跡 総ての偶然があなたへと続く・・・
というフレーズは若い時の心のときめいた頃につながる
気持ちを思い出させてくれる。

もう若くはなく老いへ向かってまっしぐらになった今、それでも魂を揺さぶられるということがあるのだ。

秋元順子の歌唱力か、歌詞か、メロディーか多分全部がマッチしてのものであろう。

折りしも今日のかたくりさんの日記を読んでいたところ、これはまさしく自分のことではないかと思われる文章があった。

良い人であらねばならない
誠実で信頼される人でなければならない
責任感の強い人でなければならない。
ミスをしてはいけない
人とトラぶってはいけない

1年前にリタイアーした後再就職した職場で求められるものが前述の5点。
そうでなかった人間がそのようになるように求められ、努力を続けている過程に今私はいる。
多分気が付かないうちに日々硬くなって来た心が、秋元順子の
歌に反応したのであろうと思われる。

私のお墓の前で泣かないで下さいも良いが、今は愛のままにの方が合っている。