今日は最終日のバンフの町で過ごす日なので朝はゆっくりと起きる。
UHではもうこの時間では誰も姿が見えず、キッチンを貸切で使わせてもらう。
朝食と、昼食のサンドウイッチを作る。
バンフに来ても食材を購入して夕食と朝食を作ってきたが、思ったより胃袋に納める量はそれほどでもなく欲張って買ってはみたが余ってしまいさあこれをバンクーバーまで持って行く訳には行かず材料をパンの上に積み上げて特大のサンドウイッチを作った。
外で食べるととても美味しく、今回はオニオンスープとパンに塗って食べるパテのようなもの、生ハム、などこれまで私の食生活になかった食材はムスメから教わった。そうそう、一番の登場は否定していた肉だ。
、山登りでムスメがしわしわになった私の顔を見てお肉を食べなくちゃと言いレイクルイーズのレストランでリブロースを食べたら暗示があるも知れないが翌日シャンとしたものだ。
医療職たるものそれを職業としながら訳あって肉を避けた食生活を続けてきた。
ムスメは疲れて風邪を引きそうだと思ったらお肉を食べるの、そうすると翌日は治っているのと言ったが何故か説得力があり、老いては子に従いのたとえどうりになった。
今回の旅行では不足がちの野菜もたっぷり食べ、毎晩地ビールを飲み3食もりもり食べた。
12時20分、静かなテラスで食事を終え、バンフの町に繰り出した。
郵便局に寄り、並んで初めて一人で切手を買い絵葉書をポストに入れ、
次なる有名なボウ滝へと出向く。
ここはマリリン、モンロー主演の帰らざる河のロケ地となった場所で、
滝といっても先日のようなアサバスカやタカカウの滝のような落差がある訳ではなく広い広い川が渦を巻いて滝のようになっているのである。
水量が多く傍で見るとやはり恐い。
川の傍では警官が見張りをしているが観光客向けのうけが良く、客はひっきりなしに傍によっては何かを尋ねついでに記念写真を撮っている。
イギリスのチャールズ王子のような顔つきだがムスメは違うよと否定した。
その後はボウ川から仰ぎ見る対岸のがけの上に聳えるフェアモント、バンフ、スプリングスという豪華ホテルの見学に行く。
ローズマリーから、ラウンジから見るゴルフコースがすばらしいからと勧められたのであるが、駐車場から迷い、ホテルの棟もどこがどこか沢山有り、古城のように古い建物の目をつけ不審者に見られないように気を使いながら、ホテルの客室のベッドメーキングの人達に怪しまれないようにして大変だった。
結局ラウンジが見つからず、疲れただけでコーヒーラウンジに行くどころではなく
カナダを代表するリゾートホテルはセレブの利用する超高級ホテルでありどきどきしながらエレベーターを上がったり下がったりした我々は、問題外だ。
もう次はボウ川をはさんだ傍にあるカスケードガーデンに行こうと、超高級ホテルを後にした。
色とりどりの花が咲き、広い庭園は体格の良い園芸師の女性が花の手入れをしていて、一見優雅な様に見えるが、体力勝負の仕事で、感心しながら朝作ったサンドウイッチを花一杯の庭で幸せな気分で食べた。
多分フエアモントホテルでコーヒーを飲んでいたら、落ち着かない気分で目一杯かっこつけて、このカスケードガーデンで食べたお昼より喉にとおらなかっただろう。
15時半、いよいよバンフの町で買い物だ。
これまではジャスパーでの買い物の機会があったが値段が高いので、バンフへ行ってからとムスメから諭されていた。
バンフは軽井沢のような町で端から端まで歩き、お土産を買い求め、楽しいわ楽しいわ。鍊鍊鍊
Rootsというカナダブランドのお店に入り、バッグコーナーで欲しいものが見つかった。
ムスメに今回お世話になったから、ムスメが持っているバッグとおそろいのお財布があり親子で持ったら記念になるねと店員に同じものを2つ求めたら無いという。
愛想のない受け答えで、買う気が無くなり、バンクーバーで買おうと半分がっかりしたり、半分やる気のない店員に腹を立て店を出た。
良く歩き回り、大体買い求め、UHに戻ったのが20時だった。
今夜はツアー客が昨夜の怒涛のように押し寄せることがなく、夕立もないし最後のバンフの夜は気持ちよく酔い、ムスメは先にベットに撃沈しハハは絵葉書を書き12時にベットで静かに寝た。