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信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

7月2日 6日目 アサバスカ滝 コロンビア大氷原 バンフへ

2008年07月14日 23時21分57秒 |  日記
もう今日で旅行も真ん中の6日目となった。
英語の生活の中に飛び込んで楽しさよりストレスのほうが勝っていた。
ただ景色の壮大さに押されて英語に反応するダンボの耳が日が経つにつれねずみの耳になった。

そうなると今度は気持ちは逆転し無理なことはわかっているが帰りたくなくなった。。
大好きになったジャスパーの町からバンフへ戻らねばならない。
ジャスパーは小さなまとまった派手さは無い暮しやすい町だった。
3日間泊ったSEDOM INNは植物に囲まれ手入れが行き届き、フレンドリーな客達で楽しかった。
ここを拠点にして、ロッキーの名所へ行った。
スーパー、銀行、韓国料理店、お土産や、端から端まで歩き回り、ジャスパーの町が大好きになった。

又氷河の山々に囲まれたアイスフイールドハイウエイを数時間走りレイクルイーズも通過しバンフへ戻ることになる。
ロッキー国立公園のハイウエイは通行料が14,000円で1年間有効の通行券を買う。どこまで行ってもその券を見せれば良い。
日本の高速道路のように料金所毎に通行料を払うシステムは無い。
又渋滞は恐らく無い。平均120㌔くらいで走らねば疎まれる。
とてつもない広い場所を走り抜けるのだが、スピード感覚に慣れてしまう。
  
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9時にジャスパーを出発し、バンフへ向かう途中のコロンビア大氷原とアサバスカの滝によって行く。
サンワプタ川とアサバスカ川が合流しアサバスカ滝になるがその豪快な水量の多い滝は虹が出て数箇所からの地点での滝を見ることになる。
広いのでぐるっと廻っても時間がかかるがすぐ傍で見るとじっとして逆に引き込まれそうになる。恐さと興味と半々で滝のしぶきでびしょびしょに濡れながらそのスケールのすごいこと!さすがカナダではある。
ムスメは半年前まではナイアガラで働いていたので上には上があり、一緒に感動するには及ばない。
一人で感動しまくり、写真を撮りまくり、時間が来て次の目的地のコロンビア大氷原に向かう。


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アイスフイールドの最大観光地のコロンビア大氷原は総面積325平方キロメートルの巨大な氷河だ。駐車場からバスと雪上車で氷原まで行きそこで実際に氷河の上に立つ。氷原を展望台から見ると豆粒のように車が見える。巨大な雪上車で進むが一つの車輪が人間より遥かに大きい。
小さな木々が生えているが寒さの中で育たず5メートルもない木が樹齢300年とか。
氷河の上までたどり着き20分の見学時間を貰うが寒くて冷たくて10分といられずバスの中に退散する。
ここでは文明も人間の力も原子力もITも何の力も及ばずただははぁっと頭を下げ恐れ入るばかりで大自然の無限の力を思い知らされた。
しかし地球温暖化はここでも見ることになり300年で後退した氷河はまさに今もどんどん解けている。
300年でここまで解けたと言う地点は日本で言えば川中島の合戦時代あたりでこの広さが300年前は氷河であったのだと車で走ってみるがその解けるスピードは速くなって来ている。
北極もエベレストも、カナダもこんな広大な面積の氷が解けていく事実を見ると北海道のサミットも身近に感じる。

心が寒くなりながら氷河を遠く見渡しながらレストランで昼食を取った。
2時35分コロンビアを出発、アイスフイールドをひた走り、連なる氷河の山々とその流れ出た川が作ったエメラルド色の湖をあらためて感心しながら5時20分にバンフの町に到着した。
途中数箇所寄ったが朝の9時にジャスパーを出発し、5時過ぎにバンフへ着いたので一日かかる豪華極まる氷河見物ドライブであった。

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バンフではツリートップという針葉樹に囲まれた優しいローズマリーと言うオーナーの経営するB&Bに初めの1泊目を泊る。
部屋は広く大きなベッドと素敵な寝具と家具、今夜はゆっくりこのベッドで大の字になって寝るとしよう。
ああ幸せ。

夕食はバンフの町へ出かけ、何故か今度はあれこれお店の品定めを行なった末にタイ料理屋へ入り、スパイスの効いた料理を頂いた。
バンフは背後にカスケード山がそびえ、本格的な日本で言えば軽井沢のような観光の街だ。明日の食事の確保にスーパーへ出かけ毎晩の乾杯のビールを求めまだまだ明るい夜だが宿へ戻ったのは10時を廻っていた。