この前、高血圧の治療の為に通院している病院に行ったところ、生活習慣病ということで、治療計画の一環として血液検査を受けた。少し、標準値を上回っているものもあるが、概ね、標準以内であるとのこと。塩分を控えることと、体重を少し落とすことを目標とするように言われた。また、以前通ったことのある歯科医院が廃院となった為、近所の歯科医院に新たに通い出していたが、結局、親知らずを含む三本の歯を抜歯して金属冠でブリッジにして治療が終了した。4か月後に歯科検診を予約してあるし、今のところは歯に不自由は無い。今回の歯科医院は、説明が丁寧で、レントゲンなどの写真も鮮明に私の歯の状態が分かった。歯科治療も昔のところよりも進歩しているということなんだろうと考えた。そんなことをしている内に、今年も半分が過ぎてしまっている。この間、妻と一緒に沖縄のツアー旅行に行ってきたのが一番の思い出であった。また何処かに国内旅行に行ってみようと思う。しかし、コロナも未だに完全な収束とは言えないままに、感染する人はいるが、軽症の場合が増えて来たということもあって、今は半分以上の人がマスクせずに生活するようになっているようだ。私は、人混みに行くときはマスクをしている。健康の為には、このところ、朝のスロージョギングを日課としている。しかし、平均的な健康寿命までは残り数年、男性の平均寿命までとしても十数年ということだろう。これからは、何事にも拘らず、自由な心持ちでいたい。年金と貯金の取り崩しで、最近の物価高でも、どうにか耐えてはいる。
岸田内閣の支持率が、麻生内閣の時よりも下回っているという。自民党の政治資金パーティーで政治資金収支報告書に記載漏れがあり、それが裏金として使われているとの疑惑で支持率が一挙に低下した訳ではあるが、この問題の本質には、政治家が二世三世の時代となって家業化していることや、自己利益の為だけで政治家になる者がほとんどとなっているのではないかという問題がある。例えば、派閥順送り人事で大臣になっても、実務能力が疑われたり、つまらないスキャンダルで失職する者が多い。それを支えるべき官僚についても、様々な疑惑が取り沙汰される者もいる。本当に、彼らが国と国民を向いて政治をしているのだろうか。最近は、地震などの自然災害の多発に加え、独裁イデオロギー国家に回帰しつつある中国の脅威があるし、ロシアのウクライナへの侵略は、プーチンとそれを支えるロシア文化というものが極めて危険なものであることを示している。我が国は、米国との同盟関係によって戦後70年近く太平を享受し経済成長の恩恵も受けて来た。しかし、アメリカの大統領に再びトランプが選ばれるかどうかは別にしても、米国の力が相対的に衰えていて、内向きになりつつあるのも事実だろう。日本有事の時に米国の支援が得られるかどうかにも疑問があり、それだけに、我が国にどういった政権が出来るかが大きな問題となる。ところが、世論を誘導してきたマスメディアの健全性も失われつつあり、マスメディアの独立性も疑われるようになり、電通などの広告業者の暗躍や、偏向報道をするマスコミによって世論が左右され、愚かな政治家が首長に選ばれてしまう可能性もある。
でも、それについて、年寄りがあれこれ言っても始まらないので、只できることは、この国と社会がどうなっていくか、表面的なニュースに踊らされることなく静かに見守るだけである。