朝起きると辺り一面が雪景色となっていた。当方の居住地域は温暖で降雪は年に数回程度であり、雪景色を見ると時として嬉しくなってしまう傾向がある。しかし、勤めていた時は、駅に行ったのに列車が来なかったり、歩道橋などで足を取られたりとしたこともあるし、車で通勤していた人が渋滞で遅れてしまったりしたことも思い出した。今朝も市内は、ほんの2、3センチの積雪にも関わらず大渋滞の模様だ。
寒い所といえば、ウクライナ危機であるが、ロシアは、ウクライナとの国境付近の雪原に大戦車部隊を配置しているが、どうも、プーチンは奇襲侵攻を中止した様子だが、でも、まだまだ、油断はならないと思う。それにしても、我が国の外務省の役人は、この危機が我が国を取り巻く環境に与えることになるという認識に欠けているところがあると聞いた。外務省といえば、先の日米開戦時の宣戦布告の時に、翻訳作業が遅れて開戦通知を米国に届けることを遅れたという歴史に残る大チョンボをしていた役所だが、その体質は70年以上たっても変化していないのだろう。一方、動員されているロシアの軍隊にしても、寒い中で待機し続けていることは、燃料、糧食などの補給も大変だし、ロシアでのコロナ禍はどうなっているのだろうかなどと考えると、平和ほど尊いものはないと思う。平和憲法を唱え続ければ現状が維持されると言っていた日本社会党は既に無くなったが、その悪影響で、現在も、冷厳な国際政治の客観的な現実が国民に伝わっていないのは困ったものだ。
コロナ禍といえば、埼玉県内の十代の学生がコロナに感染し、救急車の要請をしていたが搬送を断られて亡くなったという。このように医療崩壊が起きているが、昨年末にこの状況は十分予測出来たはずなのに、感染者減少という目先の状況に捉われて、十分な対策を講じてこなかった政府に責任はあるのではなかろうか。未だに、ワクチン担当相のお嬢さんからの発信がほとんどないのはどういうことなのか。現政府が余りにも正常性バイアスに陥っている状況には、その責任感の有無を疑わざるを得ない。