どう考えてもウクライナ国境に十数万の軍隊を集結させて、このまま撤退するのであれば、プーチンの威信は大きく毀損することになるだろう。そう考えると戦争の危機が切迫していると判断出来る。そして、戦争が始まると、勿論、圧倒的な軍事力の差により、ウクライナの主要部分は数日で破壊され、占領されることになるし、プーチンは、現政権に替えて傀儡政権を樹立するだろう。しかし、それで終結となるだろうか。むしろ、それが新たな危機への始まりとなる可能性がある。そして、このウクライナ戦争は、遠い東ヨーロッパの出来事ではなく、習近平の台湾統合への野心に火をつけて、日本を含む東アジア全体が危機を迎えかねない。それなのに、能天気な岸田首相は、ここに至ってウクライナの大統領と電話会談をすると言う。何を考えているのだろうか。アメリカの保護下にあって平和主義に慣らされた日本の首相に何が出来るだろうか。笑いものになるだけだろう。
株価も、今日のところは小幅な下落で済んでいるが、いざ、ロシア軍の攻撃が始まればどうなるだろうか。リーマンショックを超えるような世界的な経済恐慌ともなりかねない。日本人は、そこまでの危機感を持っているのだろうか。