以前 雑誌に出ていた兵児帯で作るバルーンパンツが気になっていた
出来そうな気がして糸とゴムは買っていた
遠いい昔 結婚した時に用意したタンスいっぱいの着物 断捨離のたびに悩み続けてきたが決断がつかず そのままの状態で置いてある
せめて そのタンスの隅にある兵児帯を生かせるかもとの思いがあった
でも なかなか 一歩が踏み出せなかった
なんせ どんな糸を使えばいいかもわからず 兵児帯を手芸屋さんに持っていき選んでもらった
布で何かを作り出すなんて 子供が小学生の時に雑巾を縫った時以来になる
糸を買ったものの 重い腰はなかなか上がらなかった それが
先週 天気予報で雨の日が続くと言っていた この日に取り掛かろうと決めた
もちろん ミシンは使えない 手縫いで挑戦に取り掛かる
型紙なんていらない 真っ直ぐ切ればいい
縫うのも真っ直ぐ縫えばいい
ここからが失敗 雨の日を選んだことが失敗 針に糸が通らない
太陽の光の有難みをつくづく感じた その時 太陽の光が差し込む縁側でおばあさんが縫物をしている姿が目に浮かんだ 道理にかなっていると変に納得した
とはいえ 針に糸が通らなければ何も始まらない
さて どうしよう そういえば 糸通しってものがあった気がする
母がタンスの着物の下に忍ばせてくれていた針セット（生命保険会社の粗品）の中にあったはず
こんなものを使うなんて夢にも思わなかった 使ってみた
この簡単な道具がなんと上手いこと出来ている
魔法にかかったように簡単に針の小さな穴に糸が通る
これで 縫ってる時間より 糸を通している時間の方が長くなるってことから解放される
ミシンと違い手縫いだから縫ったところが弱いと思い２度縫いをした そのせいで時間をくったが 形になるものを始めて縫った私にしてはまあまあいけたかな
問題は １日はいた履き心地と 洗濯に耐えれるかが問われそうだ
ちなみに 糸通しです
