敬老の日

2013-09-14 17:41:32 | 日記
ウチのおばば様がお世話になっている施設で、敬老のお祝いがあった。ユニット特養なので、ユニット内で「手作りクレープをご一緒に」とのこと。お年寄り一人一人、施設長から、紅白饅頭が渡される。ホットプレートで職員さんがクレープを焼いてくれ、それにアイスクリーム(バニラとチョコ)とオレンジソースが添えられる。おばば様は、職員さんがクレープを焼いてくれるのをうれしそうに、笑って見ている。人が集まり、ガヤガヤとして、自分もその中にいる、それだけで、楽しく思うのだろう。オレンジソースの酸味がうれしい一品(家族である私もいただく)。(今日のおやつは、クレープということか…と私は理解した)ウチのおばば様は、(認知症で)自分で食べることができない。私が介助する。こんなことでもないと、娘の私が介助することは、まずない。)おばば様がクレープを食べ、それから私が食べる。同席の人たちで、全介助はウチのおばば様だけか…。
前の席の娘さんが職員さんにいう。「(うちの)おばあちゃん、甘いもの好きだから、いただいたお饅頭も 2個とも食べてしまって。」(右)隣の人は、お皿の上、細かいもの何かを一心に召し上がっている。へー、そうか、この紅白饅頭はもらった人のものだから、今、皆様、召し上がっているのかと、やっとわかり、そして焦る。前も右も、今、もう饅頭を召し上がっているのか…。
おばば様に「(お饅頭)食べる?」とは聞くが、笑っている。(返事はできない)(おばば様、お饅頭好きだよなぁと、お饅頭の包みを開ける。「(紅、白)どっちにする?」と一応聞くが、紅の方がよいかと、紅のおまんのセロハンを外す。おまんを二つに割って、おばば様になんとか持たせると、ひとりでおまんをかぶった。(紅は白餡だった。)一口一口、おばば様はかぶって食べている。(ひとりで好きな饅頭を食べるおばば様を見るのは、うれしい。)
「お饅頭は明日でも、大丈夫です。お持ち帰りいただいても結構です。」と職員さんが言っている。しかし、ふと気付くと、皆さん、残りのお饅頭を職員さんに託し、預かってもらっている。
お祝いごとは、「幸せを分ける」と皆で分け合って食べるものと、私はそう教えられて育った。貰った紅白饅頭は、一つはもらって帰り、今日の話をしながら、家のものと小さく分けて食べるつもりだった。でも、皆、職員さんにお饅頭を渡している。「おばば様が召し上がれ」と私も、職員さんに白のお饅頭預けて帰った。
おばば様はいて(生きて)くれるだけで私は幸せなのだろう。どうぞ、来年の敬老の日、また共に過ごせますように。ここに、私が来ることができますように。




おからですよ

2013-09-13 06:39:15 | 日記
夕飯、何にしようと、スーパーの売り場で考える。「おから」があった。半額シールが付いている。夕方、雨が降ったので、売れ残ったのかも。買い物するのがいつも、かなり遅めなので、おからを見ることは、ほとんどなかった。
一週間くらい前、たまたまおからがあったので、買って帰った。おからは、いっぱいできてしまう、と聞いていたので、敬遠して、作ったことがなかった。確かに、山盛りできてしまう。その日、夫は「動物のエサみたいだな」と言いながらも、むしゃむしゃ食べていた。(惣菜コーナーで、夫はおからを選ぶことがある。実は、夫がおからが好きなのを私は知っている)しめしめ、夫はやはり、いっぱい食べる。「安い、うまい」のお助けメニューかもと、内心喜んだ。そのとき夫がぼそりと、「何かだしというか、味が物足りないな」と。確かに、手抜きで適当に作りましたけども。
まぁ、その日のリベンジをしないといけないので、またまた、おからを買う。前回よりは、手をかけようとは思い買ったけども、あまり気乗りがしない。また、おからは山ほどできてしまう。結局、また簡単、手抜きで、おからはいっぱいできた。
今日も夫は、むしゃむしゃと食べている。おからが、たったの31円(半額になっている)と、食材の原価を強調したのがよいのか、夫は「(惣菜コーナー(おから)は、丸儲けなんやなぁ」と言いながら、むしゃむしゃ食べる。夫よ、むしゃむしゃ食べてくださいね。いっぱいあるので、いっぱい食べる人が必要です。(残れば、また私はおからを作る機会を失います)おからは、具をいろいろと変えられるので、面白いかも。むしゃむしゃ召し上がれ(おからは、とりあえず食べてもあまり太りません、たぶん。)


親が思うこと

2013-09-12 07:01:35 | 日記
テレビでアフガニスタンの子どもたちを取り上げていた。爆弾や銃撃、小さなこどもたちが傷ついている。何か、大きなショックだった。「東京オリンピックが決まった」と、そこには、喜びでいっぱいの人達がいるのに。夢とは何だろう。
ウチには、子どもが二人いて、学生、それなりに遊んでいて、好きなことをしている。でも、親からみると、「ひたむき」はなく、のほほんとしている。のほほんとできること自体が、恵まれているということなのだろう。なのに、ウチの子はそれをわかっているのだろうか。ウチのバカ子どもに、親が求めることは、何だろう。人の痛みに気付くことのできるやさしさと、「世のため、人のため」一生懸命に働く強い心かな。
もちろん、生きる糧を得るため、人は働き、代価をもらう。でも、それよりも、私は親として、あなたに知ってほしい。今、あなたは幸せであるということを。私たち夫婦は、少なくとも、あなたを愛し、親業をした。あなたは、お勉強はあまりできないが、それなりに育った。このように言うことができることが、実は幸せなことであると私は思う。(あなたも私も、自分自身の幸せに感謝しなくてはいけない。)苦しい中を頑張り生きる人の痛みを感じることができるなら、あなたは一生懸命に生き、人のために働かないといけないのではありませんか。

香(淡路島、その後)

2013-09-09 23:34:50 | 日記
淡路島から帰り、夫は早速、お香を焚き、嬉しそうに言う。「これで少しは、気分転換ができる。」「ちと、これは線香と香りが違う」などと言う。妻は何か違和感があって、変な感じ。だって、この香りは「ラベンダー」とある。凄く甘ったるい香りで、とてもラベンダーとは思えないけど。
まあ、いいか。今日で2日目、一応、夫は機嫌がよい。線香一本なので、これはもしかすると大変お買い得なのかも。夫がこれでリラックスできるなら、本当にお得したのは、妻なのかも。妻が夢見るのは、上等な香を香炉で焚くことだけどなぁ。うーん、幸せの形とは何なのでしょうか。
線香(細長い)と同じ形している香なので、淡路島で、香立て(丸い形に、穴があけてあるもの)を「香と一緒に買いなさい」と夫に勧める。だって、香だけ買っても、我が家には、香炉はない。(コレ(香立て)もまた、お安いものを買いました、ほぼ機能のみで選ぶ)
妻が「香立てを、とりあえず買え」と囁かなければ、夫はどないして、お香を楽しむつもりだったのでしょうか。まさか、お皿に置くつもりだったのではないでしょうね。  
まぁ、いいか。夫は少なくとも2日、機嫌よくしている。
ウチの娘が言った。(香立てのことを)「お皿に饅頭があると思い、食べようと思ったけど、なんかおかしいなぁと思ったよ…」と。
「饅頭がある」と娘は思ったのか。これが現実、これが我が家なのだ。百歩譲れば、アホな子がかわいい、ということになるのでしょうか?

花さじき(淡路島)

2013-09-08 21:41:55 | 日記
花さじき(淡路島)"http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/de/ecc31818cd7ee0e64c5027f948ae2c6f.jpg" border="0">今日の天気予報は、雨、曇り。温室もあるので、と淡路島に夫と出かける。今の季節は、何というのだろう。夏過ぎて、秋探しの時。
「花さじき」は「今は、サルビアですね」と観光案内所で聞く。雨もときどき、ポツリポツリ程度。初めて、訪れる。夫が言う、「ここ、いいやん。」と。少し、雨の雲のせいか、霧のように景色が煙っていて、海は遠くにぼんやり見え、展望台というところからもは、さじきの花がはっきりとは見渡せませんが…
広い景色がありました。向こうの野の斜面に、茶色の牛たちが草を噛んでいるのが見える。「広いなぁ」と私の心もひろがっていきます。牛たちは、すこしも動いていないように見える。でもよく見ると、皆で すーと移動している。
この大地に空に、私がひとつになれたら、なんと素敵なことでしようか。こころの中は、空っぽになり、軽くなり、私は風になる。
淡路島、本日の購入品は「香」。ケチな夫は「桧」の香に興味があったようですが、結局は、「(香が)よくわからん。線香と一緒や」と言って、甘い花の香を買いました。