お隣りさん

2013-09-04 23:02:01 | 日記
日曜日、夕方、夫と買い物から帰ると、ご近所の方、2、3人が立ち話している。また、何か、ゴミ捨ての問題か?と会釈だけして、家に入る。しばらくして、インターホンが鳴る。出ると、先程出会ったうちの1人。「(私の家の)お隣さん(おひとり暮らしのおばあさん)、亡くなったそうです。病院からどこか施設に入っておられたと聞きました。」とのと。「お通夜が今晩、近くの葬儀ホール、お知らせだけと思って。」と伝えられる。夫に、お参りをどうしようと相談すると、「(世話になったので、お参りさせてもらったら。」という。しばらくして、帰って来た娘に「お通夜に行く?」と聞くと、「行く」と、すぐに返事する。
庭で草むしりするうちの母(娘にとって祖母)とよく話をしているお隣さんを、娘は幼いとき、見近に見ていたのだろうか。お隣なので、お菓子のおすそ分けをもらっていたのかも。お隣さんが、娘にとって、ごくごく身近な人だったのか、と改めて気づく。そういえば、うちの母も(反対側のお隣の子どもたちが小さかったとき)、フェンス越しによくお隣の子どもたちとおしゃべりをしていた。お隣の小さな子どもたちと話をしている母は、とても楽しそうだった。大人の私は不思議な気持ちで母を見ていた。大人の私にとって母は、口うるさく、うるさいだけの存在だった。母のようにはなりたくない、そう思っていた。
お隣さんのお通夜は、夫と娘と三人でお参りさせていただいた。きっと娘は、小さかったとき(私が働いている間)、いろいろお世話になったに違いない。娘もお参りさせていただけてよかった。ご冥福をお祈りいたします。

秋、柿屋さんの柿

2013-09-04 00:11:58 | 日記
職場の窓を閉めようとして、ふと見れば、柿が色づいている。秋、実感。雨上がりだからか、本当にきれい。ふふ、私は柿が好き。母が家にいるときは、よく柿屋さんが柿を売りに来た。そう、「柿屋さん」と母は呼んでいた。ちょっと遠くから、ライトバンで売りに来ていた。小さな柿だったが、甘く、おいしかった。一人でいくつも食べられないのに、母は柿を2袋、みかんを 2袋買った。そして、私に1袋ずつくれた。小さな柿は、皮を剥くのが面倒で、気づいたら、柔らかい柿になってしまっていた。母は、柿はお腹を冷やすといい、あまり食べない。そのうち、また柿屋さんがやって来て、また、母は 2袋ずつ、買う。母の家も、私の家も、柿とみかんでいっぱいになった。娘の私が、「(柿やみかんが)腐りそう」と文句を言うと、翌日、皿いっぱいにむかれた柿が、(仕事を終えて家に帰ると)置いてあった。そんなことを何度も繰り返し、そのうち、柿がなくなり、みかんだけになり、そして正月になった。母にぶつぶつ文句言いながら食べたけれども、皿いっぱいの柿屋さんの柿は、本当は、とてもおいしかった。母が居なくなり、昼間は誰もいない家、柿屋さんはもう、売りに来ない。