お庭(彼岸花)

2013-09-25 23:59:09 | 日記
お彼岸が過ぎる。「彼岸花って、本当にお彼岸になれば咲くんやねぇ。」と、その人は、私に言った。「ほら、庭にいっぱい出てきた。昔、少し球根を植えただけなのに。いくらかは、球根を捨てたのだけと、まだたくさん(彼岸花)がでてきた、不思議やね。」
「また、春の球根を植えんとあかんけど、できるかね。」彼女のお年は90歳を越えておられる。花がお好きで、庭のまん中には、息子様の椿が植えてある。今、お庭は彼岸花が盛り。上を名残のノウゼンカツラが揺れる。このノウゼンカツラの色は、やさしいオレンジ色で、これも彼女のお気に入り。
彼女は私に言ってくださる。「働けるうちは、一生懸命仕事しぃや。それから、自分のしたいことをすればいいのだから。」
人生の先輩の言うことは、素直に聞ける。人生の実りの時にいる方の言葉は重い。
自分も頑張って生きようと、素直に思える。そういう方に出会えたのは私の幸せ。