azusa flutter

ayami yasuyhoのダンサー・栃本あずさが時々思ったオモイ。

天川村その2

2024-07-09 | 稽古日誌
天川村1日目がゆっくりと終わりに近づいてきました。
今回は2泊3日の旅を予定。でも蝙蝠の穴からの帰り道、無性に天川村から離れるのが嫌な気持ちになり、ここにもっともっといたい!!と、おもいが湧き、じっとしていられなくなり、宿に帰るのが惜しくなり、もう少しだけ山道を歩くことにしました。
夕方にもなり山道は暗いので、早歩きで山に少し登り、天川村が一望できる展望台へと急ぎました。

展望台に着いた頃は薄暗くなっていましたが、そこから見えるお山は神様の山でどっしりされていました。



先を急ぎ、吊り橋に辿り着きました。
ここは前回に訪れた時、この吊り橋がリシケシの吊り橋と同じように想え、リシケシと天川で私の心が一つになった場所です。
オモイが繋がるとき。
あの時のワタシに出会うことができた。

「やあ、あずさ!!君は元気なのか?」
「ここは君の場所だよ。」

リシケシのワタシが今の私に言う。
「大丈夫。生きてごらん。」
「大丈夫。あの時のように君は自由に心開いて大丈夫。」

「怖いよ。開くことはできない。でも、やってみるよ!ありがとう。ワタシ。」





そしてその先にとちの木が待っていてくれた。
ずっと待っていたよと言うとちの木はとても大きくてどっしりして根っこがしっかりしている。
とちの木は何でいつもここにいるのだろう?
どうしてこんなに大きいのだろう?
どうしてこんなに偉大なんだろう?
ワタシの木。
ワタシに大切なことを教えてくれる木。
見上げるといつも優しく笑っているおじいさんみたいだ。






暗くなってきた。急ごう。宿に帰ろう。
大丈夫。大丈夫。

ゲストハウスに到着。
オーナーさんは無口で優しい。
夜ご飯をオーダーしていたので、オーナー手作りのスパイスカレーとゴロゴロ水のビールを食べました。
こんな山奥に来てもスパイスカレーを食べていることに不思議な気がして仕方ありませんでした。
なんでカレーか。。?






昨夜は夜中に車で走っていたので、寝ていないため身体はクタクタでした。
ゲストハウスの狭い個室でベットがあるだけのシンプルな場所は心も身体も安らぎシャワーを浴びた身体は吸い込まれるようにベットに横になり、普段得ない深い眠りとなりました。
ゲストハウスなんでこんなにも落ち着くのだろう。

目がゆっくりと覚めていく。
雨の音。
安らか。
暗闇。
誰もいない場所。
一人っきり。

ありがとう。今日にありがとう。神様ありがとう。

次の日は朝9:00からシンギングボールのレッスン。
立花さんに会いに行く。
雨が降っている。
立花さんは私の顔を見て、良く寝れたようね!と嬉しそうに笑顔で迎えてくれた。
身体も脳みそも気持ちよくて、とても軽い。こんな日が私にもあるなんて、本当に信じられない。
自分の時間が本当に自分何だろうか?
今が魔法のような時間で、魔法が解けると終わってしまう時間なのだろうか?

レッスンは昨日のセッション後の自分が気付いたこと思ったことを話すことから始まりました。

シンギングボールは7つのチャクラにそって音を鳴らすレッスンをしました。
ボールと向き合うことは神経と向き合うような感じでした。
心より、より繊細なもの。
響きは身体の私の感じない神経みたいなところに沁み込んでいくように感じました。

身体の中の繊細な細胞?なのかな?わからないけど、かなり繊細な糸が切れそうなぐらい繊細な場所に響きは届いていくように感じました。

だから響きは届きにくく、プチプチと千切れてしまいます。
なかなか響かない。
立花さんが私の手を取って一緒に奏でてみる。その延長で一人で奏でてみる。と、響きが千切れてしまう。
お話を重ねながら響きを大きくしていく。
お腹にまで呼吸を落としていく。

ゆっくりゆっくり響きは響いてくる。
身体の繊細な部分に流れていく。
隙間が見えてくる。
集中していく。
神経が柔らかくなる。

身体の中のどこかが動いている。
身体の遠くが見えそうな気がする。
遠くに自分がいるように感じる。
外の景色がとても綺麗。数分だけ雨が上がり光が優しく射した。
キレイ。キレイすぎて涙が出る。

ワタシはここにいる。

信じよう。
何もかも。
信じてみよう。









できるかな?
やってみよう!
さあ!





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