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舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

映画「星屑の町」観てきました。

2020-04-18 23:11:26 | Weblog


4/16(木)、ユナイテッド・シネマ新潟で「星屑の町」を観てきました。
新潟市内では、ユナイテッド・シネマ新潟のみでの上映だったようです。





中年男性たちの売れないムード歌謡グループ・ハローナイツは、歌手のキティ岩城とともに地方を巡業している。
ある日、リーダーの生まれ故郷である東北の田舎町で公演を行ったところ、本番前日に行きつけのスナックで歌手を目指す女の子、愛と出会う。

歌手を目指す愛は、過去に上京するも悪徳プロデューサーに騙された過去もあり、今度こそはチャンスをつかもうとハローナイツに歌手にしてと頼み込むと、メンバーの一人が酔った勢いで軽々しくOKしてしまう。
翌日、コンサート当日にハローナイツのスタッフをすることになった愛は、ハローナイツのメンバーからの歌手にしてくれるという約束が口から出まかせであったことを知り怒る。

愛の気持ちに心を動かされたハローナイツは、急遽コンサートの本番に彼女をステージに呼び込み、一緒に歌う。
それがきっかけで、愛はハローナイツのメンバーとしてデビューし、彼女が加わったことでハローナイツは大人気となるが…という人間ドラマです。

こうして振り返ってみても分かるように、超王道な人間ドラマなんだけど、とにかくのんさんが可愛すぎて最高!ってなります。
悲哀溢れる中年男性たちの中に、歌手になりたい!という夢の力だけでグイグイいく田舎娘ののんさんがとにかく明るくて希望みたいに見える。

それがまるで、色んな逆境の中で頑張っているのんさんとも重なり、思わず応援してしまう。
「この世界の片隅に」のすずさんもそうだったけど、のんさんって、彼女自身の魅力と役の魅力が重なるような、なんかそういう魅力があります。

元気な田舎娘の主人公が成長していく姿は本当に素敵だし、のんさんの歌声もすごく素敵です。
何より、彼女がいることでおじさんコーラス集団(地味に豪華キャスト)の歌もすごく感動的に聞こえるあたりは、まさに絵に描いたようなハッピーエンドだと思いました。

かと思いきや、そこで終わらないのがこの映画の意外なところ。
のんさん演じる愛は、やがてハローナイツさえも追い越してどんどん成長していき、残されたハローナイツのおじさん達は、そんな彼女をまぶしく思いながらも自分達の道を頑張って歩いていく。

原作は舞台ということですが、このストーリーがのんさんという才能をベテラン俳優達が応援している気持ちにも見えてくるわけです。
というわけで、のんさんの素晴らしさに触れて幸せになれる映画でした。というか、これだけ才能あるのになかなか映画に出られない彼女を主演にしてくれて本当にありがとう!

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