プリウスと風景

私にとっての「銀河鉄道」プリウスで旅へ、そして自由な思考表明をと考えています

東京地検特捜部検事 ロッキード事件と安倍派キックバック

2023年12月17日 |  エッセイ
安倍派のキックバック事件で東京地検特捜部の動きが注目されている。

書類を整理していたら昔のロッキード事件に関する古い週刊誌の切り抜きが出て来た。 
 
紙が酸性紙化で赤茶け、この先何年持つかわからない。



何年何月号かメモしていないのでそれはわからない。ま、調べればわかるだろうけど。

記事にもあるが「検事なら嫁にやろう」と当時、検事は大変に人気のある稼業だった。

昨今は村木事件もあり検察のファッショ性を危惧する向きもかなり出てきているが、

政権与党を攻撃する立場からすれば週刊文春同様心強い援軍だろう。

戻るが当時も今も、東京地検特捜部検事はちょうどサッカー日本代表と同じで一度でも

そこに在籍していると一生「元東京地検特捜部検事」と名乗れ弁護士稼業にも有利なようだ。

若狭さんもなりたくてしょうがなかった様子が他の同僚検事の文章からうかがえる。

さて切り抜きを見ると別の観点からある特徴がわかる。

昨今の偏差値・学閥フェチの動画で出てくる結論とはかなり異なること、すなわち当時における

法曹界における各大学の勢力図だ。

写真を見るとわかるが、中央大学の勢力が強かった。

「日本代表」選手ともいえる特捜部検事25名の出身大学はつぎのとおり。


中央大 10名
東大  9名
京都大 2名
その他 岡山大、北大、早大、日大 1名




当時東大、中大が2強でその後早大が入って3強、京大を入れて4強という時代が長く続いた。

慶大はまばらで、そこの教授が中大に対して司法試験予備校だとはいて捨てるような言葉を

投げかけた記事を読んだことがある。

それが今や司法試験合格者数を売りにする大学に変貌しているのだから世の中どう変化するかわからない。

ただ現在の変化が体制=上層部の構成変容につながるにはかなりの時間がかかるようだ。

60歳以上の中大勢力はいぜん強固で次の検事総長候補=東京高検検事長は中大卒の女性。

初めての女性検事総長が誕生するかもしれない。

中大の方、キャンパスも都心に異動したのだし他大学ロースクールに行くのは止めて自校の

ロースクールに進学するのが筋ではないか。

何でもかんでも東大、京大、早慶中心ではない方が多様性があってよい。
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