プリウスと風景

私にとっての「銀河鉄道」プリウスで旅へ、そして自由な思考表明をと考えています

隈研吾氏設計の美術館が劣化でボロボロに

2024年09月12日 | 緑・庭・環境
FNN プライムオンライン はこう述べる。(2024年9月4日 水曜 午後6:43)

隈研吾氏設計の美術館が劣化でボロボロに…改修費3億円に住民衝撃 ふるさと納税で修繕計画も賛否 

4日、取材班が向かったのは栃木・那珂川町。
豊かな自然に溶け込むように建てられた「那珂川町馬頭広重美術館」は、県外からも多くの人が訪れる人気の観光スポットです。
しかし、近づいてみるとある異変を発見。
黒ずみ、腐食した屋根。
ところどころ木材が折れ曲がり、激しく傷んでいるのが分かります。
完成して、24年の美術館。
老朽化が進み、3億円にも及ぶ大規模改修工事の必要に迫られていたのです。

多額の費用に、町民からは「無駄ですね。撤去してもらいたい」「えー!?3億円!?大丈夫ですかね…」などと、驚きの声が広がっています。

那珂川町馬頭広重美術館を設計したのは、世界的に有名な建築家・隈研吾氏。
木材を使った日本的な建築を手掛けることで知られ、国立競技場のデザインも担当しました。
老朽化が進む那珂川町馬頭広重美術館では、地元産の八溝杉(やみぞすぎ)を細く加工し格子状に並べていました。
屋根や壁に使われる杉の木はもともと美術館の内部のように黄金色に輝いていましたが、雨や風にさらされたためか、この4~5年で劣化が激しくなったといいます。

町民:
ちょっとじゃないです。かなりボロボロになってきている。前はきれいだったが、今は真っ黒になって曲がったり、破損したり…。

改修費用3億円を調達するため、町は、あの手この手で資金集めを始めています。

ウナギや和牛がそろう那珂川町のふるさと納税。
町はこうした資金も美術館の改修費にあてるといいます。


 短期間でボロボロになるなんて。しかもふるさと納税で賄うなんておかしくないか。
東京都や大阪府など大規模富裕自治体とは違って弱小自治体にとって3億円は大変な高額。
 とかく設計者は日頃、完成後も著作権は我にあると大言しているのに広義の設計ミスである瑕疵に責任を取らないなんておかしいだろう。

 しかしこのところ公共建築についての隈氏の受注が異様に多い。多すぎるとさえ思う。
映画じゃないけど監督いや設計者の名前で人を呼べると思っているからだろう。
現に美術館のHPは冒頭にこう述べている。


 建物は、隈研吾氏の設計によるものです。「広重の芸術と伝統を表現する伝統的で落ち着きのある外観」をコンセプトとし、自然豊かな那珂川町の景観に溶け込むよう、ゆったりとした平屋建てに切妻の大屋根を採用しています。
美術館全体は、地元産の八溝杉による格子(ルーバー)に包まれ、時間とともに移りゆく光によってさまざまな表情を見せます。内装にも地元の材を使い、壁は烏山和紙、床は芦野石でできています。


ウイキペディアにはこう書かれている。

 木材が風雨に曝されるデザインであったため、開館から24年が経過した2024年には、雨漏りなどを伴う著しい劣化が見られ[3]、必要となった大規模改修工事の費用約3億円を賄うためにクラウドファンディングなどで資金を募集した[3]。設計を手がけた隈は老朽化の要因として、建設当時の「保護塗料の性能の低さ」を挙げているが[4]、建築エコノミストの森山高至からは、不適切な材料を不適切な場所に使用していると指摘されている[5]。

私としては次の動画が最も腑に落ちる。視聴をお勧めしたい。

      Yoshiyuki Yuguchi 都市林業ch

🐻建築への賛否、言いたいことも言えない木材・建築業界ってことはないよね? 「隈研吾氏設計の広重美術館がボロボロに…改修費3億円に住民衝撃」について

Yoshiyuki Yuguchi 都市林業ch
まさかまた同じに直すの!? 防腐剤だのみで!? 皆様も思うところをぜひ、コメントいただければ幸いです。

 なお、この動画Yoshiyuki Yuguchi はキシラデコール塗を勧めているがキシラデコールは極めて高額かつ塗る際の異臭等マイナス面も多く、私はDIYレベルだけど使っているうちにアレルギーが出てしまうようになった。シロアリ防止剤よりきつい。
 こんな防腐剤を定期的に使わなければならないなんて設計としていかがなものかと思う。
スギ材の多用で知られる国立九州博物館は室内での使用を行っている(格子が見事)。見学され、参考にしたらいかが。

 なお、全国の自治体の皆さん!
いい加減世間の通俗的名声に頼るのはおやめになったらどうか。
私は落ち着き、それでいて斬新な(株)山下設計を推奨します。


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