狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

酒津焼。

2009年12月12日 20時30分43秒 | ご近所に関する日記


 昨日書こうとしたネタは無期延期となりました。申し訳ありません。



 本日の倉敷は、曇ったり晴れたりしていました。
 最高気温は、十五度。
 最低気温は、十二度でした。
 予報では明日も似たような天気となるみたい。
 でも気温は少し下がるらしいです。



 

 本日は、倉敷の代表的な陶器の一つである「酒津焼」をご紹介致しましょう。

 酒津焼は明治二年に倉敷の豪商であった岡本末吉(号陶楽)が倉敷鶴形山の麓、戎町に開窯したのが始まりです。陶土は倉敷新田灘の粘土が使用され、陶工は萩から呼び寄せられ、当初は日用雑器を焼いていました。
 明治九年に窯を倉敷市酒津に移し、酒津の地名から酒津焼と呼ばれるようになります。
 一時期衰退するのですが、倉敷に訪れた民芸運動の河井寛次郎や浜田庄司やバーナード・リーチらに酒津焼の作家さん達が指導を受けて、趣のある民芸陶器が作られるようになりました。
 今は倉敷の代表的な陶器の一つです。


 倉敷美観地区周辺にも、酒津焼を置いてあるお店や博物館がいくつかあります。
 倉敷美観地区を訪れる機会がございましたら、宜しかったら探してみてください。

 灰釉を主とし、松割木による焼成で、素朴で温かみのある焼物です。




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