狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

『富江 BEGINNING』

2017年09月16日 14時10分52秒 | 映画・ドラマに関する日記




 昨日の夜は、映画『富江 BEGINNING』のDVDを観ていました。

 川上富江と名乗る美少女がとある高校に転校してくる。
 男子生徒達はあっという間に彼女の美貌に魅せられ、女子生徒達は富江の美貌に嫉妬する。
 女子生徒達の富江に対する嫌がらせが続いたが、しかし、富江の取り巻きとなった男子生徒達による復讐が始まり嫌がらせは終息する。
 富江はクラスの女王として君臨するようになった。
 
 ある日、富江への愛憎の余り狂気に取りつかれた男子生徒の一人が下校途中の富江にナイフを振りかざして襲いかかり富江の耳を切り落とす。
 富江の傍にいた礼子は、切り落とされた耳が地面を這い回る姿を見る。
 そして富江の耳の傷を手当てしようとして、切り落とされていたはずの耳が再生しているのを見て……。

 監督は、及川中。
 出演者は、松本莉緒、今宿麻美、水橋研二、菜葉菜、黒川マヤ、岩崎友香、三浦アキフミ、フジヤマ、杉内貴、森下能幸、など。
 原作は、伊藤潤二の同名のミステリーホラー漫画です。

 原作の漫画は私はまだ読んでいません。
 シリーズとして何作も映画化されているようなのですが、他の映画を私はまだ観ていません。
 私は、「富江」は今作がお初であります。



 尺が74分なのでじっくりと描くことができないのです。
 なので集団が狂気に取りつかれていく過程がいきなり感が出てしまうのです。
 そしてプライドの高いキャラクターにはそぐわない台詞が幾つかあって、プライドの高いキャラクターがそんな台詞を吐かざるを得ない過程がじっくりと描けていないのでキャラクター造形にブレがあります。
 原作があるので改編が出来なかったのかもしれません。そして74分という制約もあったのかもしれません。
 もう少しミニマムな話にして焦点を絞ってじっくりと描いていく手もあったのでしょうが、事情があったのかもしれません。

 面白かったのですが、もっと面白くて怖いお話になったのではないか、と思える映画でありましたよ。



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