狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

馬酔木(アセビ)その5。

2019年02月05日 23時49分27秒 | お花に関する日記





 本日2月5日は、平治の乱が終結した日で、長崎でカトリック信徒26名が処刑された日で、国際刑事警察機構が設立された日で、映画『モダン・タイムス』がアメリカで公開された日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は十一度。最低気温は一度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇りとなっております。




 上の写真に写っているお花は、「馬酔木(アセビ)」です。
 馬酔木のお花に関しては、2018年2月19日の記事2017年2月12日の記事2016年2月9日の記事2014年2月13日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
 2018年と2017年と2016年と2014年の馬酔木のお花の記事です。


 馬酔木のお花の花言葉は、「犠牲」や「献身」や「清純な愛」です。



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政治屋は次の選挙のことを考え、政治家は次の時代のことを考える。

2019年02月05日 22時46分05秒 | その他の日記



 立憲民主党は、世界中に放射線デマを拡散させお金儲けをし名前を売っている人物を次の参院選の立憲民主党の立候補者としていますが、それはいったいどのような料簡なのでしょうか?
 立憲民主党は、世界中に放射線デマを拡散させお金儲けをし名前を売ることを是とするということなのですか?
 立憲民主党は、被災地を愚弄し被災者を愚弄し被災地と被災者に被害を与え続けてお金儲けをし名前を売ることを是とするということなのですか?
 風評被害を世界中に撒き散らす人物を取り込んで、風評被害を世界中に撒き散らす行為からくる利益を立憲民主党に流そうという企みですか?
 嘘やデマで利益を得ている人物を取り込んで、嘘やデマで利益を得ようという料簡ですか?
 立憲民主党は事実を無視するということですか?
 事実を無視した論が成立すると思っているのですか?

 立憲民主党は説明責任が発生しています。
 きっちりとはっきりと誰にでもわかる言葉で説明してください。
 お願いします。


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『忘れないと誓ったぼくがいた』

2019年02月05日 20時25分35秒 | 映画・ドラマに関する日記



 昨日の夜は、映画『忘れないと誓ったぼくがいた』のDVDを観ていました。

 高校3年生の葉山タカシは将来の展望が見えず熱中することがなくて少し劣等感を抱いている。
 ある日、タカシは織部あずさという少女と出逢う。
 同じ高校に通っているのだが、タカシは今まであずさのことを知らなかった。

 2人は夏休みの間に親しくなっていく。
 しかし、あずさに会った誰もが数時間のうちに彼女についての記憶を失ってしまうとタカシは聞かされて……。
 周囲の人間が誰もあずさのことを覚えていない……。
 タカシもあずさのことを忘れかけている……。
 あずさのことを忘れまいと、必死の努力を続けるタカシだったが……。

 監督は、堀江慶。
 出演者は、村上虹郎、早見あかり、西川喜一、渡辺佑太朗、大沢ひかる、池端レイナ、ちはる、二階堂智、山崎樹範、ミッキー・カーチス、など。
 原作は、平山瑞穂の同名の小説です。


 このお話は、途中で出てくる老夫婦のお話を高校生の男女に置き換えたお話なのです。
 荒唐無稽に思える設定だけど老夫婦のお話を入れることで観る側にぐぐぐと迫ってくる切なさや遣る瀬無さを分からせるようになっています。
 忘れてしまうこと。忘れられてしまうこと。誰が悪いわけでもなく、どうすることもできないこと。そんなことを描いています。

 面白かったですよ。
 楽しめました。



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百夜の悲しき常闇に卵の来生を統神に祈む

2019年02月05日 20時06分27秒 | VSの日記




 
 昔、蔵屋敷が立ち並ぶ通りに源助という金持ちの商人が住んでいた。
 此の人にお園という一人の娘があった。
 お園は非常に怜悧で、また美人であったので、源助は田舎の先生の教育だけで育てる事を遺憾に思い、信用のある従者をつけて娘を京にやり、都の婦人達の受ける上品な芸事を修業させるようにした。
 斯うして教育を受けて後、お園は父の一族の知人の商人に嫁けられ、ほとんど四年の間その男と楽しく暮した。

 然るにお園は結婚後四年目に病気になり死んでしまった。
 その葬式のあった晩にお園の遠縁の子である狐という変わった名前の子供が、お園さんが二階の部屋に居たよと云った。
 お園は狐を見て微笑んだが、口を利きはしなかった。
 それで狐は不思議に思って二階から降りてきて大人に話したのであった。

 そこで、一家の内の誰れ彼れが、お園のであった二階の部屋に行ってみると、驚いたことには、その部屋にある位牌の前に点された小さい灯明の光りで、死んだ女の人の姿が見えたのである。
 お園は箪笥すなわち抽斗になっている箱の前に立っているらしく、その箪笥にはまだお園の飾り道具や衣類が入っていたのである。
 お園の頭と肩とはごく瞭然はっきり見えたが、腰から下は姿がだんだん薄くなって見えなくなっている――あたかもそれが本人の、はっきりしない反影のように、また、水面における影の如く透き通っていた。

 それで人々は、恐れを抱き部屋を出てしまい、下で一同集って相談をした。
 お園の夫の母の云うには『女というものは、自分の小間物が好きなものだが、お園も自分のものに執著していた。たぶん、それを見に戻ったのであろう。死人でそんな事をするものもずいぶんあります――その品物が檀寺にやられずにいると。お園の著物や帯もお寺へ納めれば、たぶん魂も安心するであろう』
 それで、出来る限り早く、この事を果すという事に極められ、翌朝、抽斗を空にし、お園の飾り道具や衣裳はみな寺に運ばれた。
 しかしお園は次の夜も帰って来て、前の通り箪笥を見ていた。
 それからその次の晩も、次の次の晩も、毎晩帰って来た。
 なので、この家は恐怖の家となった。

 狐は、お園姐さんが自分を祟ったりはすまいと考え、お園姐さんが箪笥の中に何か隠しものをしていたのならばまだそれは箪笥の中にあるに違いないと考えて幽霊の出る部屋に入った。
 すると、お園の姿が不意に箪笥の前に、いつとなく輪廓を顕して現れた。
 その顔は何か気になると云った様子で、両眼をじっと箪笥に据えていた。
 狐はお園に話しかけた。
 『私は御姐さんのお助けをする為に、ここに来ました。定めしその箪笥の中には、御姐さんの心配になるのも無理のない何かがあるのでしょう? 御姐さんの為に私がそれを探し出して差し上げましょうか?』
 影は少し頭を動かして、承諾したらしい様子をした。
 そこで狐は一番上の抽斗を開けてみた。
 しかし、それは空であった。
 つづいて狐は、第二、第三、第四の抽斗を開け、抽斗の背後や下を気をつけて探した。
 しかし何もない。
 お園の姿は前と同じように、気にかかると云ったようにじっと見つめていた。
 『どうしてもらいたいと云うのかしら?』と狐は考えた。
 が、突然こういう事に気がついた。
 抽斗の中を張ってある紙の下に何か隠してあるのかもしれない。
 と、そこで一番目の抽斗の貼り紙をはがしたが――何もない! 
 第二、第三の抽斗の貼り紙をはがしたが――それでもまだ何もない。
 しかるに一番下の抽斗の貼り紙の下に何か見つかった。一冊の薄い草紙である。
 『御姐さんの心を悩ましていたものはこれ?』と狐は訊ねた。
 女の影は狐の方に向った。
 その力のない凝視は草紙の上に据えられていた。
 『私がこれを焼き棄てましょうか?』と狐は訊ねた。
 お園の姿は狐の前に頭を下げた。
 『すぐに焼き棄て、私の外、誰れにもそれを読ませません』と狐は約束した。
 姿は微笑して消えてしまった。

 草紙は焼き棄てられた。
 それは顎が尖った若い男二人が睦み合う表紙の草紙であった。
 草紙が焼き捨てられた後、果してお園の影は遂に顕れなかった。



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