パイレートクイーン

なんとか昨年のネタで日付があるものはアップし終わる事ができたので、年が明けてからのお話を順不同で進めてゆきます。まずは初観劇のお話から。

今年の初観劇は梅田芸術劇場でパイレートクイーンでした。

最近の東宝ミュージカルは再演やリメイク作品が多くて・・・と書いたばかりですが、そんな中、昨年唯一といってもいい新作ミュージカルがこの「パイレートクイーン」。



年始に大阪公演があるという事だったので出かけてきました

作品についての感想ですが、結論から言いますとかなり微妙。
ちょっと辛口感想になってしまいますが、全体の歌のレベルも高くてハーモニーも素晴らしいし、アイリッシュダンスも素敵だったのに作品の印象があまり残らない・・・。
アイルランドとイギリスの対立と和解を描いて、双方にヒロインがいるのに何故か心に残るシーンがありませんでした

タイトルロールを演じたのは保坂知寿さん。
劇団四季で様々な作品のヒロインを演じた方で実力は充分なのですが、圧倒的な存在感とまでは行かないのがちょっと残念

対するエリザベスは涼風真世さん。
私は彼女のセリフ回しがかなり苦手
今回もダメで、セリフが始まると引いてしまいました

男優陣も実力者揃いだったのですが、どの役も深く描かれてないせいか、この人良かったと思える役がなかったかも

おかげでミュージカルに行ったのに印象に残ったのがダンスシーンだけなんてちょっと淋しい

再演があっても私は行かないだろうな・・・。


作品の感想とは離れますが、この日、宮川浩さんがお怪我をされたとの事で、演出を変えての上演でした（と言われても初めて観たのでわかりませんが）。
ずっと、足を引きずっておられましたが、歌声は健在でした
どうかお大事になさってください。