PTA問題に目覚めてしまい活動を始めたのは2015年。
私立高校でも、県立高校でもPTAが…。終わらないな。
KKです。
前回は
井上哲也さんによる大津市
教委とのやり取りについてでした。
今回は
井上さんの子どもさんが
在籍する学校のPTAとのやり取り
について紹介します。
井上さんは、5月の総会前に
「PTAの適正化について」
下記のような提案を行い
5月のPTA総会では、
分担金を負担しているP連の情報公開に
ついて質問をされました。
活発な様子が分かります。
PTA総会での井上さんの発言は
下記4点です。
1.1割弱占める日PほかP連の分担金、
P連に会計報告公開するよう依頼
2.会則改正「会員になることができる
のは・・」に変えて入会申込書整備
3.子どもP連保険、PTA非加入者の子
も入れるように滋賀P連に申し入れ
4.個人情報保護法改正されたが大丈夫
ですか?
11月になり井上さんが、
PTA会則全面改定に伴う臨時総会の案内
と改定案が配られたとツイッターで発信
したのを目にしました。
○会員資格が「なることができる」
資格に変わる!
○入会と退会についての条項ができた!
○学校との委託契約条項もできた!
かなり前進してる。
○個人情報保護方針も新設!
・会則全面改定にともなうPTA臨時総会
意見と質問(事前提出)
・全面改定にともなうPTA臨時総会
会則改定ポイント
井上さんは子どもさんが在籍している
学校のPTAについて、
「会員の意見を聞き今、できる限り
の対応をしている素晴らしいPTAだ」
と大変評価されています。
できる限りの対応すらしないPTAも
少なからずあるので私も素晴らしい
事だと感じます。
全面改定にともなうPTA臨時総会
会則改定ポイントの評価ポイントに
井上さんの考察があります。
入会についてや、会員について同感です。
→会則全面改定にともなうPTA臨時総会
意見と質問 に井上さんの考えがあります。
きちんと根拠を示しています。
今後は下記2点で動く予定だそうです。
①入会部分の会則の修正は来年のPTA
総会での改定を目指す
②来年2月の小学校入学説明会でのPTA
資料および学校側の学校徴収金に関する
資料の中で、わかりやすい説明にして
もらえるか提案していく。
合わせて教育委員会にも提案していく。
今までのやり取りをだけでも大変な
ご苦労があった事と思います。
そして結果を出されています。
素晴らしいです。まだ引き続き
やり取りがありますが来年のPTA
総会が楽しみに感じます。
さらに改定が進み、同調圧力の下で
困っている人がおらず自分の意思で
希望した人によるPTAであって
欲しいです。
今回の井上さんのやり取りがモデル
ケースになり、広く知られる事を
願っています。
最後に、井上哲也さん、
ご協力ありがとうございました。
PTAの改善に向けて大変有益な情報を
他の方に知らせる事が出来たと思います。
今回まとめた事で私も市役所や教育
委員会へのアプローチを考え直す
きっかけになりました。
しばらく考えます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
今回はここまで。
では、次回!
追記:今後も他の方の活動をご紹介したい
と考えています。投稿大歓迎です。
PTA会員・非会員は問いません。
KKです。
今回はツイッターでPTA問題について
発信している、
井上哲也(@biwakoinoue)さんを
ご紹介したい思います。
(※井上さんには事前に内容の
チェックをしていただき許可を
得ています)
PTA問題に興味がある方なら既に
ご存知の方もいらっしゃる事と
思います。
滋賀県大津市在住で3人の
子どもさんを持つお父さんです。
現在PTA会員で、過去には彦根市の
中学校でPTA会長やPTA役員を
経験された方です。
PTA歴は長いので事情通であると
私は理解しています。
PTAの任意加入周知や学校に
おける個人情報の扱い、
PTAへの入会方法、会費徴収など
違法性のある問題について、
学校、大津市、大津市教育委員会、
子どもさんが在籍する学校のPTAに
働きかけをしています。
どこのPTAも似たような問題を抱えて
いることと思います。
井上さんは下記3点について大津市
教育委員会(以後大津市教委とする)
とやり取りをされました。
①PTA会費と学校徴収金の口座引き落
としを保護者に同意を取ること なく
行われている点の改善
②PTAは任意加入の任意団体である事の
周知徹底を図るため研修を要望
③PTA活動が出来ない人が入会しない、
または退会出来る仕組み作りの提案
井上さんからの申し出を受けて
大津市教委は改善に向けて動き出そうと
して います。
まず、大津市教委は小中学校へPTAに
関する調査を実施しました。
詳細はこちらです。
次に、アンケート結果もとに大津市
教委は校園長会 PTA担当の校長と
協議し、
1 学校から配布している口座振替
依頼書にPTA会費が含まれている
ことを明記する。
2 入学説明会でも会費徴収の説明
及びPTAに対する個人情報提供の
同意を得る。
との回答を得、
また、大津市教委は大津市PTA連合
会とも協議し、
1 PTA総会において任意加入について
周知を図る。
2 入会申込書を保護者から集める
ところまでは考えていない。
との回答を得たことから
弁護士からの法的な見解を聞いた上で、
平成28年度と29年度の方針(案)が
出ました。
(平成28年度)
・学校とPTAとの間でPTA会費徴収に
係る委任契約を締結する。
・PTA内において任意加入の任意団体で
あることの周知を図っていく。
(平成29年度)
・入学説明会時に学校がPTAから委任を
受けてPTA会費を代理徴収することを
保護者に周知する。
・入学説明会時に個人情報の目的外使用
を反対される場合は学校側に申し出る
よう保護者に周知する。
・引き続きPTA内において任意加入の
任意団体であることの周知を図って
いく。
そして、教育委員会は校園長会に対して
PTAと学校園との関わりについて
「事務連絡」を出しました。
詳細はこちらです。
この間の大津市教委内での協議内容等の
詳細はこちらです。
井上さんがされたやり取りを見ると
かなり突っ込んだ話をされています。
熊本PTA裁判の話をした上で現状は
違法性が高いため是正を求めて
いました。
またPTAの活動自体は否定して
いません。
弁護士の見解の中に、
>>原則として、全保護者を
PTA会員に加入することとさせて
もらうが、それに反対の保護者は
担任に申し出て欲しいこと、
いったんPTAに加入しても随意退会
できるので、担任に申し出てもらい
たいこと、
学校からPTAに対し生徒保護者の
個人情報は提供するが、それに反対
ならば担任に申し出てもらいたい
こと、
申し出れば提供しないことなどを
文書をもって説明等すべきと思わ
れる。
学校が生徒保護者の個人情報を
PTAに提供するのは、大津市個人
情報保護条例違反となるので、
上記のように同意を得るようにして
対応されればどうかと思われる。
個人情報提供に反対する保護者が
いる場合は、個人情報の提供は
せず、それが必要となる都度、
該当保護者に説明して同意を得る
ようにすればよい<<
とあります。
困惑しています(笑)。
任意加入の任意団体なのに
原則PTA会員に加入すること、
は無茶な話だな、と感じました。
ベースにこういう考えがあるから
入会申込書など書類提出をもって
会員にしないのだ、と思いました。
前半と後半の内容は整合性がない
ように感じました。
井上さんは
「すべて文書で説明しても憲法第21条
「集会結社の自由」について裁判所の
判断を仰ぐ必要がある内容。
学校空間、同調圧力の下で困っている
人が「できない」ということがどれだけ
勇気のいることかに、想像力を欠いた
強者の論理だと思います。」
と指摘されています。
→憲法第21条「集会結社の自由」、
これは熊本PTA裁判が問うている事に
なります。
PTAは基本全員参加や全員入会の考えを
改める。
任意加入の意味からすると全員参加で
ある必要はない。
希望する人、賛同する人が入会し活動
するのが本来のあり方です。
家庭によりいろんな事情があり、みな
同じようにPTA活動が出来る訳では
ない事を理解する必要があります。
活動しない事や加入しない事を他人
から言われる必要はありません。
個人の自由です。
現実を知ろうとしない限り想像力の
欠如はなくなりません。
まだ考えていきます。
次回は井上さんの子どもさんの学校の
PTAとのやり取りについてです。
今回はここまで。
では、次回!
※井上さんに全面協力をいただき
ました。ありがとうございます。
KKです。
朝晩冷え込みますね。
病院に行くと、咳ぜんそくと言われ
納得しました。
とにかく寝なさい、と言われました。
言われた通りに過ごすと、食っちゃあ
寝る、となります。
結果、太ってしまいました。(ToT)
薬を貰ったので咳が楽になるといいな。
元気になったら減量、と思っています。
さて、今回は11月4日放送の
Eテレ ウワサの保護者会
~PTAやりたい?やりたくない?~
について考えます。
NHKのホームページは
こちらです。
尾木ママこと尾木直樹さんと高山哲哉
アナウンサーが出演の番組です。
放送はPTA問題が気になる方に
話題になったようです。
私は録画したのをゆっくり見ました。
ホームページを見るとPTAのメリットや
楽しくする方法がまとめられています。
①例年通りをやめる
②適材適所
③やりたい人がやる
おなじみ大塚玲子さんのアドバイスも
まとめられています。
・仕事のスリム化-やめてもいいのでは、
と口にする。アンケートを行う。
・父親参加─母親だけに強制力やしがらみ
がある。
風穴を空ける可能性。
(最終的なまとめ)
・PTAはやりたい人がやりたい事をする方が
うまくいく。
・今まで通りにこだわらず「変えたい」と口に
してみる事も大事。
・お父さんの参加が風穴を開けるきっかけに
なるかも!
参考になる意見だと思います。
詳しくはホームページをご覧下さい。
私はこの部分は触れません。それは
その通りだと思うからです。
「PTA活動を二度とやりたくない」や
「やったことがないけど不安」という
方が話した内容が拾われていません。
私はあえてそこを拾って考えたいと
思います。
番組冒頭の尾木ママの言葉、
『教員の立場から言うとPTA活動やったほうが
よいことがぜったいあるの』
→う~ん、どういう展開になるのか。
番組を見終わってそう思えるのか!?
などを感じたイントロ。
《ホームページより》
PTA活動をやりたい?
・できればやりたくない53.3%
・絶対にやりたくない33%
・積極的にやりたい7%
・やりたい6.7%
→合計86.3%の人はPTA活動やりたくない
と思っています。
>>「二度とやりたくない」と語る
ホゴシャーズの体験から見えてきたのは、
PTAに潜む“強制力”。
→強制力もそうですがPTAの入会の任意性
が事前に保護者に知らされていない事が
そもそも問題と考えます。強制力だけでは
ないですね。
ホームページでも尾木ママが任意加入に
ついて話した内容があります。
しかし、もう少し詳しい説明がないと
任意加入って何?という方がいるのでは
ないでしょうか。
「やったことがないけど不安」の
ホゴシャーズの方が語ったご自身の状況
が心に残りました。
離婚をしシングルママになり、一人でお金、
仕事、家事、育児のすべてをやらないと
いけない。
忙しくてパニックや倒れて入院した。
更にPTAまでやらなきゃとなると、
(PTAの)時間があるんだったら収入を
得て子どもを育てることも大事。
精神的な病気なので『こういう事情だから
できません』って言いづらい、
と言われました。
尾木ママのそもそもPTAは任意加入で
言えば家庭の状況でPTAへの入会や
活動が無理な人は入会する必要は
ありません。
保護者がPTAに入会しない事による
子どもへの差別はPTAも学校も
出来ません。
初めから非会員になるか途中退会する
方法があります、位は話して欲しかった
です。
「二度とやりたくない」と語るホゴシャーズの
方の発言。
・シングルママ、シングルファーザーでも
仕事を休んでもやっていた。
・シングルが理由にならない。容赦ない。
・学校によると思うが引っ越しまで考える
友達もいた。
→任意加入のPTAで参加できないと言って
も聞き入れずに強制的に活動させている
実態なのだと感じました。
テロップで、
親の介護・乳幼児がいるなど役員・委員を
断る条件が限らている学校もある、
と出ていました。
→そうではない学校・PTAがあると感じま
した。
尾木ママは、
・教員の立場だからイライラする。
・学校の先生は何しているのか。PTAの同じ
対等の会員なんですよ。
・教師は分かっている。
・見えてますから各家庭の状況が。
・先生がどういうふうに皆さんを導いて
いくかとかアドバイスするかというのは
ものすごく重要。
・そういう姿勢を持っているっていうだけ
でもお母さん方は安心する。
・担任の先生に相談された方がいい。
教員もPTA会員。
→先生に相談してよい方向に導いてくれる
のかどうかは分かりません。
先生に相談しても埒が明かなければ最寄り
の教育委員会に相談して下さい、まで言わ
ないと本当に困った人は救われないし安心
出来ないのではないか、と感じました。
※教育委員会が万全でない場合は違う
窓口に行く手もあります。
市役所内の別部署や法務局などが
考えられます。市報に記載されて
いる事があります。
日頃から隅々まで読むと役に立つと
思います。
相談窓口の情報は複数あった方が
よいです。
私の場合、校長に相談しても全くよい方向に
導いてくれないので、自主的に教育委員会に
行きました。
迷惑だったと思いますが…(笑)
保護者自身が学校での対処に納得がいかない
場合、監督をする部署に直接話す方が早い
場合があります。
学校を取り巻く体制を理解する必要もあります。
つい1年半前までは私も知りませんでした。
市町村は市民や保護者に学校に対しての相談
窓口を広く周知する必要があると思います。
PTA活動を楽しく楽にする方法については特に
異論はありません。
しかし自分の子どもが通う学校のPTAが番組で
紹介されたような保護者が運営しているとは
限りません。
スリム化や父親の参加もよい考えだと思います。
しかしまずは、
①PTAは任意加入である。
②強制的に加入させられるものではない
事をしっかり説明し理解される事が
重要。
この理解がないと従来型の強制加入のPTAから
抜け出せません。
真の意味で楽しくためになるPTA活動である
には個人の意思で入会する事からです。
個人の意思を大切に尊重しないのなら取り繕
っているだけです。
たくさんのメリットや楽しさがあるのなら
・堂々と任意加入を周知する。
・入会届けや退会届けを整備する。
・アンケートを取り結果を公表する。
・議題の募集や結果報告をし共有する。
などが出来るのではないかと思います。
現役PTA会長や副PTA会長の方の意見で
感心した点
・他校のPTAをしることも大切。
・変えていいんだという事に頭が
いかないのでは?
・同じ事をやらなきゃいけないと思って
いる。
・過去の人より今の人を大事に。
・決めたことを次の代が変えてもOK。
・主役は私たちでいい。
→自分の子どもの学校のやり方が正しいとは
限りません。それを頑なに守る必要はない
です。
このような広い視点をPTAの運営者が持って
いるかどうかで変わりますね。
・PTAはねお互いさまが大事、と言う言葉も
出ました。任意加入で自分の意思で入会なら
ば納得です。
高山アナウンサーは、
PTAは環境によって学校によって違いもある。
成功事例とかこれから未来のPTAを作ってい
くヒントを皆さんからも意見として寄せて欲し
い、と言いました。
→PTAの入り口をもう少し掘り下げて問題点を
明らかにしないと成功事例かどうか判断出来な
いのでは?と感じました。
そして番組は最後のまとめになり私はモヤモヤ
したまま終了。
番組を見た方、よろしければご意見お寄せ下さい。
お待ちしています。
今回はここまで。
では、次回!
追記:NHKに意見をしませんか。
フォームは
こちらからです。
KKです。
風邪を引き10日位経ちます。
なぜか風邪が抜けず咳が続き相変わらず
体調不良の日々が続いています。
喘息が出ているのかもしれません。
マイコプラズマ肺炎も流行っているよう
です。
皆様お気を付け下さい。
さて、今回は本日の朝日新聞記事紹介です。
日本国憲法は公布から70年を迎えました。
これに関連した特集が紙面に複数あります。
その1つに私が応援している熊本PTA裁判
控訴人の岡本英利さんのインタビュー記事
がありましたのでご紹介です。
憲法 身近に実感 憲法21条1項
PTA「入らぬ自由」訴え
記事は
こちらです。
こちらだと岡本さんの写真が2枚あります。
今朝、コンビニへ朝日新聞を買いに
行きました。
東京版とどうも私が住む地方版では紙面の
作りが違うようで情報が錯綜していました。
東京版は岡本さんの写真があるそうです。
私が購入したのは写真なしです。
せっかくですので新聞もアップします。
(東京版)
(地方版)
追記:東京版と地方版の違いは下記の
文章が最後にあるかないかの違いです。
地方版にはありませんでしたので
紹介します。
>>岡本さんは「敗訴しても、PTA加入は
任意だと広く知らせることができれば、
大きな役割を果たせるのでは」。
そんな思いでブログにつづり続けている。
憲法21条1項
集会、結社及び言論、出版その他一切の
表現の自由は、これを保障する。
結社の自由、結社しない自由の
根拠となる憲法だと思います。
熊本PTA裁判は佳境を迎えています。
和解するのかしないのか。
最高裁に上告するのかしないのか。
この憲法を噛みしめながら裁判の
行方を見守りたいと思います。
今回はここまで。
では、次回!