このゆびと~まれ!

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朝の祈り

2018年04月17日 | 人生

(感謝の祈り)

主よ、

きょうも私に一日を下さいまして、ありがとうございます。

きょう、あなたから頂きました、この一日を、

大切に使ってゆきたいと思います。

この一日を、金貨のように大事なものとして、

扱ってゆきたいと思います。

 

この一日は、もはや二度とは返ってこない時間だと思います。

この一日を大切にし、

あなたの願いが、いま、どこにあるかを深く知って、

生きてゆきたいと思います。

 

主よ、

私は、きょう一日を、

いかに生きてゆくのがよいのでしょうか。

どのように生きることが、

素晴らしいのでしょうか。

どのように生きることが,

あなたのお心に適うこととなるのでしょうか。

 

主よ、

私を正しくお導きください。

私に正しい方向をお示しください。

そして、私の生き方に、もし間違ったところがあるならば、

それを気付かせてください。

私は、あなたの心を心として、

優しく風の如き人格として、

世を吹き渡ってゆきたいと願っています。

 

主よ、

きょう一日の日が、黄金の日となりますように、

主よ、

きょう一日が、きらめきのうちに終わりますように。

そして、一日が終わったときに、

素晴らしい一日であったと言えますように。

 

以上の祈りの言葉からも感じられると思いますが、祈りは、これから時を過ごしていこうとするときにこそ、最大の効果を発揮するものなのです。

 

反省と祈りをどのように使い分けたらよいのか、みなさんは分からないかもしれません。それをごく簡単に述べるならば、朝起きて、「これから働こう」「これから何かをやっていこう」と思うときに、祈りをするとよいでしょう。そして、夜、一日が終わるときに、その日のことを反省するとよいでしょう。

 

「『反省→瞑想→祈り』という順序が大事である」と言う人もいますが、それは、「心の浄化を済ませた上で祈りに入っていくのが適切だ」というアドバイスなのです。

 

一日を考えてみると、いちばん邪念が少ないのは朝です。朝には心に曇りがありません。朝には心に欲望がありません。朝には疲れがありません。朝の精神状態、魂の状態は、純粋で無垢です。きのうまでの悩みや心配事、疲れが、睡眠によって取り去られています。雨が降ったあと、大地と大気が清浄になるように、一晩の眠りのあとで、健やかな精神状態になっています。

 

それゆえに、このときに祈りをするのは、ほんとうに素晴らしいことなのです。

朝一番に、主に感謝をし、「自分を導いてください」と祈ることです。

 

さまざまな欲望の対象を設けて祈った場合、それは、叶えられることもあれば、叶えられないこともあり、正しいこともあれば、正しくないこともあります。しかし、この感謝の祈りによって間違うことは決してないのです。

 

毎朝、主への感謝を捧げ、「きょう一日を素晴らしいものにできますように」と祈ることは、一日を豊かにしていくために、どうしても必要なことなのです。

 

このような祈りによって、一日をスタートさせ、その日のうちに、何度か、朝の祈りを振り返る瞬間を持つことができたならば、そのときにこそ、潤いというものを感じ取ることができるでしょう。

 

朝の静寂な時間のなかで祈りをし、豊かさを味わったならば、一日の忙しい生活のなかで、ときおり、その朝の祈りのことを思い起こすことによって、心のなかに静寂な気持ちが戻り、そこに潤いが生まれてくるでしょう。

 

その潤いに、一瞬、浸っているあなたの姿を見て、あなたに底知れない徳の光を感じ取る人も、おそらくは、数多くいるに違いありません。

 

---owari---

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