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台湾の「恩」を「仇」で返した日本

2021年04月24日 | 政治・経済
今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。

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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。

東日本大震災が起こって、今年で10年になります。
犠牲者の皆さまのご冥福を、心からお祈り申し上げます。

東日本大震災といえば、いろいろなことが思い出されます。
米軍による「トモダチ作戦」。

当時の民主党政権は「超反米」でしたが、米軍は全力で日本を助けてくれました。
レディー・ガガさんは、わざと日本に長期滞在し、「日本は安全よ!」とアピールしてくれました。
オーストラリアのギラード首相は、4月に訪日し、被災地の子供たちを励ましてくれました。

そして、思い出されるのは台湾のこと。
台湾は、日本に253億円という莫大な義援金を送ってくれました。
今年2月、再び東北で大きな地震があった際、蔡英文総統は即座に、日本語でツイートしました。

<「日本の皆さんに支援が必要であれば、いつでも台湾はかけつけます。」
「今まで何度もお伝えしてきましたが、これからも日本を応援する気持ちが変わることはありません。」>

一貫して世界一親日の国台湾。
私たち日本は、台湾に対して、どのような態度をとってきたのでしょうか?
安倍さんの時代からだいぶマシになりましたが。
「親中反米」民主党時代には、ありえないほどの「非礼」「失礼」をしていたのです。

私も知らなかったのですが、ダイレクト出版のページではじめて知りました。

【転載ここから▼】
<地震、マスク不足、台風洪水被害… 日本に何かあるたび、真っ先に心のこもったメッセージを送り、支援の手を差し伸べてくれる親日国・・台湾。
しかし、今から10年前の、3.11東日本大震災が発生した時…民主党政権の時代。

あまりメディアには取り上げられていませんが、日本は台湾に対して、とんでもない仕打ちをした過去があったのです… 
日米台関係研究所で理事を務め、日本で医師として働く林建良氏が体験したエピソードをご紹介します。

●恩を仇で返した日本政府…
From:林建良
2011年3月11日…東北地方でマグニチュード9.0の東日本大震災が起きました。
実は、地震発生直後、世界のどの国よりも早く救援隊を組織し、日本への派遣を申し入れたのは台湾でした。

ところが、当時の菅直人・民主党政権は、台湾の救援隊の入国を許しませんでした。

なぜか? 
それは、台湾が一番乗りになってはいけない。
中国が入った後でなければ台湾の救援隊は入ってはいけないと、台湾の空港で足止めされたのです。

結局、台湾の救援隊が日本に降り立つのを許されたのは、中国側が日本入りした翌日、14日のことでした。

台湾側が派遣を表明してから、2日も経っていたのです…
このような冷遇もありましたが、台湾ではすぐさま募金活動が各地で展開され、集まった民間の義援金は200億円を超えました。

世界最多の金額です。
(台湾から送られた義援金の、実に9割が一般の方から)

私はこの地震から2ヶ月後、台湾に帰省しましたが…街のあちこちに
「日本のために祈ります」
と、日本語で書かれた張り紙がしてあるのを見ました。

日本人を励まそうと、日本語で書いたんですね。
小中学校でも、生徒たちが手書きのメッセージを書いて日本に送りました。

南投県で食品工場を経営する私の叔母は、日本に支援物資を送りたいと、工場の生産ラインを全て支援物資の生産に切り替えました。

ふだん売っている商品そのものを送るのは失礼だからと、パッケージのマークも「東日本大震災援助物資」と変え、中身もわざわざ支援用の食品に変えて、コンテナで送りました。
(日本人の口に合うようにと、味付けも日本人向けに変えていたそうです…)

仲介を頼まれた私が、当時、宮城県議会で、震災の特別委員長を務めていた相沢氏に連絡を取ったところ、「どうぞ送ってください」と言っていただきました。 

ですが、驚くべきことに…
日本の税関で「税金を払え」と言われたんです。
日本への支援物資なのに、通関税を支払えと。

日本へ輸出する売り物ではない、パッケージも中身も支援物資であり、“非売品”と書いてあるのに、当時の民主党政権は許してくれませんでした…

叔母は言われた通り通関税を支払い、なんとか無事に物資を通関させたのですが、日本政府は、今度は「トラックで自分で運べ」と言う。

それで叔母は、自らトラックを手配して被災地まで支援物資を運びました。
東京港から仙台までコンテナ数個分の支援物資を送ったわけです。

一方、これと同時期に中国からの支援物資として、約6,000本の飲料水を積んだ飛行機が日本に到着しました。

中国政府は日本政府に対して、この支援物資について・・
「まずマスコミに公開して記事にすること」 
「被災地まで日本側が運搬すること」
「すべての運搬費用を日本が負担すること」
と、要求し、日本政府はそれを受け入れたのです。

台湾政府は、私の叔母のように、民間から日本に支援物資を送ったことは知りません。
実際には、義援金だけでなく、物資もたくさん民間から送られていたのです。
しかし、私の叔母の例のように、日本政府は全く協力的ではありませんでした。

救援部隊の足止めにしても、救援物資への通関税課税にしても、こんな冷遇を受けたら、おそらく台湾でなければ日本という国を嫌いになるでしょう。

しかし、そうはならない。
日本を嫌いにはならない。
これが台湾人の日本に対する気持ちなんです。

恩着せがましい気持ちもない。
かつて起きた台湾中部大地震で、日本からいただいた支援への恩返しという気持ちもありますが、たとえその件がなかったとしても、台湾人は日本に対して同じことをしたでしょう。

台湾人は根底に日本に恩返ししたいという気持ちがある。
自分が受けた以上の恩を返したいと。
おそらく世界において、このような国は台湾以外には存在しないだろうと思います。
(書籍:「台湾を知ると世界が見える」より抜粋)

それでも台湾人が親日なのはなぜ?
台湾からの恩を仇で返した、知られざる民主党政権の仕打ち…

そして、それに対して怒りもせず、日本を嫌いにもならないという台湾の人たちの、底知れぬ親日感情の深さ。

このような感情はいったいいつ、何がきっかけで、多くの台湾人の心の中に宿されたのか、あなたは知っていますか? 

現代に生きる、ほとんどの日本人が忘れてしまった台湾と日本を結ぶ歴史の真実…
そして、台湾人が尊敬した誇り高き“日本精神”とは、どんなものなのでしょうか? >

【転載ここまで▲】

ここから北野です。
私がモスクワに行って知ったこと。
それは、「日本は世界から愛されている」ということでした。
(もちろん、中国、韓国は、日本を嫌っていますが。)

中でも台湾は、本当に「世界一親日」といっていいと思います。
でも、なぜ?
この本を読むとわかります。↓

親日国家は、日本の宝です。
日本にとって宝である台湾。
その秘密を、是非知ってください。

---owari---
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