このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

心の内なる宇宙に穿(うが)ち入る

2022年03月25日 | 人生
心の探究の一つの方法は、                                                                                                             
自と他の関係、自分対世界の関係ではなく、
自分自身の内に穿(うが)ち入り、
「内なる宇宙」というものを見つめることです。
自分の内にある、無限の世界に通じる部分を発見することによって、
深い深い悟りというものが現れてきます。

では、その無限の自己の内を、探究するにはどうすればよいのでしょうか。
それは、この世において受けた教育や訓練というものが、
あくまでも、この世の世界において、
数十年の人生をよりよく生きるための方便であることを知り、
自我の殻を意図的に脱いで、
自分の内なる深い世界に入ることです。
これが、仏教で言う「無我」の世界です。

しかし、日常生活を送りながら、
この無我の世界に入ることは極めて困難です。
そのため、禅定(ぜんじょう)、あるいは瞑想(めいそう)というものをするわけです。
この世的なる活動を止め、雑然とした心の動きを止め、
穏やかな湖面のような心となって、
瞑想の状態、限りなく無我の状態に入っていきます。

湖面そのものが一体となり、一つとなるような、
そうした澄み切った状態です。それが、無我の状態です。
湖面のさざ波一つひとつが個人の自我です。
この自我の部分を鎮め、無我の世界に穿(うが)ち入り、
そして、凪(な)いだ心の中に、限りない深さを見ていくとき、
その湖の中に、仏の創った宇宙が見えてきます。

仏神の心というものは、
凝縮されて一点となれば物質となり、
それが人間となり、地球となり、三次元宇宙となります。

仏神の心が、凝縮された粒子というかたちではなく、波として顕れたときには、
想念の波動として、念(おも)いとして、宇宙を飛び交う電波としてのみ存在します。
それが、大宇宙の秘密なのです。

宗教の世界は、
実は、最先端の科学の世界をも超えた世界なのです。
それは真実の科学の世界でもあります。
内なる宇宙の世界へ、
心の中なる宇宙の世界へ、穿(うが)ち入ることが大事です。

宇宙はみなさんであり、みなさんは宇宙です。
この境地に達したときに、
この世における最高の幸福を味わうことができるのです。

すべての人は、幸福になることができます。
心というものを知ることによって、
心の中の宇宙を悟ることによって、
幸福になることができます。
そうした、心の中の宇宙を解き明かすために、
さまざまな方便を使って、さまざまな教えを説き続けています。

心の中の宇宙を求めてください。
真なる幸福がそこに現(あらわ)れてくるはずです。

---owari---
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