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老いても朽ちないための「四つの秘訣」④

2018年05月11日 | 人生

(「ハンディ付きで自分を見て、ほめてあげること」も必要)

年を取れば、物事を忘れやすくなったり、覚えられなくなったりすることもあるでしょう。それに対しては、いとわずに繰り返すしかありません。

 

繰り返し読む、繰り返し見る、繰り返し何かをやることで、少しずつ少しずつ身についてはきます。ただ、この「一定の時間」や「手間がかかること」に耐える力を持たなければいけません。

 

やはり、若い人と同じことをやれば、なかなか勝てるものではないでしょう。例えば、会社でも「五十を過ぎ、六十を過ぎて、二十代と一緒にTOEIC(トーイック)を受ける」などというのは、たまったものではありません。

 

二十代ぐらいの人だと、二時間ほど座ったままで試験問題を解いても、どうということはないでしょうが、五十代、六十代の人だと、おそらく、富士山に登るような気持ちでやっているだろうと思います。しかも、結果があまり芳しくないことが多いわけです。

 

ただ、そうであっても、「よくやった!」と、少しは自分で自分をほめてあげないといけません。「『〇十歳にしてエベレスト登頂』、『富士山登頂』と同じようなもので、年齢のハンディを超えてやったんだ。これだけ頑張ったら大したものだ」というように、ハンディ付きで自分を見てあげることも大事なのではないかという気がします。

 

やはり、「若い人は畏るべし」であって、見ていると、二十歳前後から三十歳ぐらいまでは“頭がいい”のです。ところが、三十歳を過ぎると、少しずつ落ちてきます。要するに、“遊び”をやっているうちに、だんだん“ボケ”が入ってきて、少しずつ知力が落ちてくるのが、見ていて分かるのです。

 

また、知力が落ちないように、自分を鍛えて底上げしていくのはとても大変なので、だんだん、若い人と競争したくなくなってきます。

 

確かに、短い時間で大量の処理をするのは、厳しいでしょう。そういう衰えはあるかもしれません。しかし、慣れによって、ある程度、それを縮めることは可能だと思います。

 

今の若い人たちに聞くと、「TOEICで、二時間のうち五分、時間が余った」などと言っているので、「おお!速いなあ。二時間で二百問の試験が、どうしてそんなに速くできるのだろう」と思います。そのように、「時間が余るところまで行く」というのは、そんなに簡単なことではありません。

 

(エイジレス生活の秘訣④のまとめ)

年齢のハンディ付きで自分を見て、ほめてあげよう。

 

---owari---

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