このゆびと~まれ!

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江戸の庶民の思いやり ~ 磯田道史『無私の日本人』から

2024年07月14日 | 日本
無私の志が江戸時代の庶民の間に深く根付いていた。(心洗われる登場人物たちの無私の志)「江戸時代のわが国には、こんなにたくさんの無私の人々がいたのか」と、『殿、利息でござる!』という映画を飛行機の中で見て思った。題名からコメディタッチの時代劇かと思って見始めたら、とんでもない。明和3(1766)年の仙台藩領内の宿場町・吉岡宿は藩から「伝馬役」、すなわち宿場間の物資の運搬作業を課されて困窮し、夜逃げが . . . 本文を読む
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