雨上がりに咲いた夢の薔薇と虹

富士山の麓の田舎で生活する中
日々感じた事を 綴ったエッセイブログです
ほんわかロマンチックな世界観

楽園にさようなら

2019-09-28 | 癒し

 

亡くなった父がずっとずっと 野菜色々育てていた場所

父が大好きだった場所

借景の大きな貴船神社のケヤキの木、さくらの木

その手前にあるのがお借りしている畑

朝窓を開けると こんな街中なのに信じられない美しい光景が広がっています

春には薔薇とカモミールと人参の花

夏にはと向日葵とトマトと青じそ

今秋には秋桜とケイトウと

小鳥がさえずり、蝶やトンボが飛びかい この世の楽園かと思えるような

そんな幸せな風景もこれまで

先週ポストに青い封筒がありました

名前を見て 開けなくても内容はわかりました

持ち主の方が コンクリートで固めて駐車場にするので

畑はもう今年いっぱいで返してほしいので

花などは抜くようにと書いてありました

変わりに他の場所が多少開いていますとも書かれていました

 

大根の種を撒いたばかりなのに もう少し早くいって下されば買わなかったのに

お借りしている場所ですので こちらとしては今年中にお返しするしかありません

父の植えたものを収穫してから返そうとし 楽しくて続けてきました

12月の27日で3年なのできました丁度良い時だと思います

宿命を知っているのか 父の植えた薔薇たちはこの夏 枯れました

申しわけないのが スズメやハト 蝶たち 来年は どこへ行くのか

ごめんね 

時代の流れで仕方がないですが

こうして 地球温暖化は加速していくのか 

せつなくて悲しくて 泣きながら畑に立つゆきだるま

 

楽園にさようなら